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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年02月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 勉誠社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784585320371 |
| ページ数 | 392 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
まえがき
序 章
はじめに
第一節 先行研究の整理
第二節 本書の課題
第三節 言葉の定義
第四節 本書の構成
第一部 「江戸湾海防」体制の成立
第一章 「江戸湾海防」体制の成立と関東譜代藩
はじめに
第一節 江戸内湾海防担当藩と房総藩との関係
第二節 情報収集の担い手とその手法
第三節 「江戸湾海防体制」の拡大
第四節 「江戸湾海防」と自領海防
おわりに
第二章 岩槻藩房総分領の海防
はじめに
第一節 岩槻藩の概要
第二節 房総分領における武器の拡充
第三節 村役人の軍団化
おわりに
第三章 房総諸藩の異国船情報ネットワークと海防体制
はじめに
第一節 文政期の海防と情報ネットワーク
第二節 近隣諸藩との情報ネットワークの形成の契機
第三節 情報ネットワークの完成
おわりに
第四章 「江戸湾海防」と江戸湾防備担当藩
はじめに
第一節 異国船打払令から薪水給与令へ
第二節 ビッドル来航
第三節 忍藩と浦賀奉行
第四節 御固四家体制
おわりに
第二部 海防と地域社会
第五章 彦根藩の海防と世田谷領
はじめに
第一節 彦根藩の江戸湾海防と世田谷領
第二節 異国船来航時の対応
第三節 彦根藩と世田谷領
おわりに
第六章 九十九里地域における組合村の海防
はじめに
第一節 難破船処理と海防
第二節 海防への取り組み
第三節 九十九里浜一帯での海防活動の展開
おわりに
第七章 海防費用負担と地域―上総国山辺郡宿村一件を事例に―
はじめに
第一節 巡見使の視察と矛盾
第二節 宿村一件の経緯
第三節 海防費用負担と海付村落・内陸村落
おわりに
補 論 ペリー来航の記憶
はじめに
第一節 栢田村の海防と佐倉藩
第二節 ペリー来航の記憶
おわりに
第三部 海防思想と開国後の海防
第八章 水野浜松藩の自領海防体制と海防思想
はじめに
第一節 浜松藩の藩政改革と海防
第二節 長沼流兵学の採用
第三節 浜松藩の海防体制
第四節 塩谷宕陰の海防論
おわりに
第九章 安政期における噴火湾の海防と盛岡藩の分領化
はじめに
第一節 安政期以前の蝦夷地と盛岡藩
第二節 安政年間の盛岡藩と蝦夷地
第三節 噴火湾地域の分領化と盛岡藩
おわりに
終 章
はじめ
第一節 海防体制の構造―「江戸湾海防」と自領海防―
第二節 地域社会の海防
第三節 海防思想と開国後の海防
第四節 海防の時期的変遷
おわりに
あとがき
参考文献一覧
初出一覧
索引
近世後期、相次ぐ異国船の来航に対して、人々はどのように対応したのか。
日本各地で構築された海防(海岸防備)体制に焦点を当て、藩と地域社会の両面からその実態を明らかにする。
幕府に対する軍役としての海防と個別領主の領地を自衛するための自領海防との違いを考察するとともに、人びとがどのような意識で海防に従事し、既存の社会秩序がどのように変容していったのかを鮮やかに描き出す。
幕藩研究に一石を投じる意欲作。

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