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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年03月15日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 福村出版 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784571230707 |
| ページ数 | 172 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序 論 訳者による本書の道案内
1 ヴィゴーツキーの時代のソビエト連邦での児童学の状況
2 児童学が解明してきた理論的な成果
3 本書を構成する四つの論文についての簡単な解説
第I論文 「児童学の方法論」
1 新しい心理学への道
心理学と隣接科学の関係の問題
児童学と児童心理学の関係の問題
2 総合の方法論的な問題
研究対象の統一性と発達過程の客観的現実性の承認
ホールの場合
バーソフの場合
主観的な総合か客観的な総合か
3 ブローンスキーの児童学の定義をめぐって
児童学の三つの定義
「特性」の概念および「成長、体質、行動」の概念をめぐって
「徴候-複合」の概念をめぐって
ブローンスキーの考える「総合」
4 児童学が独立科学として存在する方法論的な根拠
西欧やアメリカで統一的な独立科学としての児童学が廃れた理由
西欧やアメリカで児童学がなお存在し続けている理由
5 児童学と児童心理学の関係の問題
隣接科学間の協力、相互結合、接近の観点から
一般科学と特殊科学の合法則的、歴史的な関係
6 科学としての心理学の統一性の問題:三つの局面
第一の局面:心理学と隣接科学との複雑な相互関係の現実的な根拠
第二の局面:心理学的現象の弁証法的な一般化
第三の局面:心理学の誤った伝統的な科学分類
7 児童学はどの程度心理学に立脚しているのか
児童学と心理学は同一の経験的対象を別の客観的結合の中で研究する
ひとつ目の具体例:自然全体に関する科学と児童学との類比
二つ目の具体例:7歳児の記憶の研究
8 児童学と心理学との相互関係の問題の検討の総括
心理学の「帝国主義」と児童学の「帝国主義」
心理主義の危険性という誤りの本質
児童学の対象である総合の問題:児童学的な統一性と児童学的な発達の構想
第II論文 「児童学の対象」
1 児童学は子どもの発達を研究する
2 子どもの発達は循環的に経過する過程である
発達のリズムと時間のリズムは一致しない
時間の断片の価値は発達の循環の中で占める位置により変化する
パスポート年齢と児童学的年齢は異なる
児童学的基準としての標準値
発達の循環と年齢期
3 子どもの発達の個々の側面は不均衡・不均等に発達する
子どもの発達の不均衡・不均等
発達のどの新しい年齢段階でも、身体の構造と人格の構造そのものが変化する
子どもの発達のどの側面にも、それ自身の発達の最適期がある
発達における機能の順序性に見られる独自の法則性
4 子どもの発達におけるあらゆる進化は、退行・逆方向の発達と同時にある
逆方向の発達過程
退行の過程と進化の過程の密接な依存関係
5 子どもの発達における転換の法則
子どもの発達は量的な変化に還元されない質的な変化の連鎖
子どもは質的に独自の存在
6 子どもの発達に関する三つの理論グループ
第一の理論グループ:発達を否定する前成説
発達の発達たる基本的特徴:新しいものの発生
第二の理論グループ:発達を否定する環境による全面的な決定
第三の理論グループ:子どもの発達とは人間的な人格の生成・発生の過程である
新しいものの発生と先行する発達過程との法則的な結びつき
第III論文 「児童学の方法」
1 方法とは何か
2 統一的方法
全面的な方法ということではない
分析を排除する方法ではない
要素に分解する分析
単位に分解する分析:第一の特質
単位に分解する分析:第二の特質
3 言葉の発達の生得論と経験論による分析の不毛性
遺伝の要素と環境の要素への分解とその対立
遺伝の要素と環境の要素への分解とその輻輳
4 単位としての言葉の局面の分析
言葉の単位としての音素:意味を持つ音
具体的な例による音素の説明
5 言葉の発達における子ども自身の特性と環境要因との関係の分析
子どもの言葉の発達は何に依存しているのか
単位に分解する方法による関係の研究へ
6 臨床的方法
対症的方法から臨床的方法への移行
神童と天才児:徴候の背後にある発達過程の違い
天才児の具体例
7 比較-発生的方法
年齢による比較切断法
言葉の発達に見る比較-発生的方法の具体例
8 まとめ
第IV論文 「対象と方法の弁証法――思考と言葉の関係の問題」
1 問題の所在:研究されてこなかった機能間の関係の問題
2 思考と言葉の関係の問題に対する従来の解決法
思考と言葉の同一視・融合
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ヴィゴーツキーが独自の議論を展開する論文から編訳者が4つを選出し、ヴィゴーツキー理論の深い理解に基づく丁寧な新訳で1冊に。児童学に対するその理論的営為を追う。

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