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万国博覧会と「日本」 アートとメディアの視点から

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フォーマット 書籍
発売日 2024年03月18日
国内/輸入 国内
出版社勁草書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784326654444
ページ数 256
判型 46

構成数 : 1枚

はしがき[暮沢剛巳]

第1章 「映像博」の日本的展開――一九七〇年大阪万博と一九八五年つくば科学博[飯田 豊]
1・1 はじめに――「映像博」とは何か
1・2 「映画的」映像博としての大阪万博
1・3 実験から広場へ――大阪万博の反動としてのビデオ・アート
1・4 「テレビ的」映像博としてのつくば科学博
1・5 おわりに

第2章 未完の〝万都市博〟――東京世界都市博における泉眞也の構想をめぐって[江藤光紀]
2・1 はじめに
2・2 泉眞也の〝都市論〟
2・3 世界都市博覧会、開催までの経緯
2・4 泉チームの登場
2・5 泉が都市博に込めたもの
2・6 開催中止
2・7 おわりに

第3章 大阪万博とデザインの歴史社会学――専門家から市民参加へ[加島 卓]
3・1 万博とデザインの関係
3・2 一九七〇年大阪万博シンボルマーク選考
3・3 二〇二五年大阪・関西万博ロゴマーク選考
3・4 専門家から市民参加へ
3・5 デザインの歴史社会学へ

第4章 時のつらなり――相澤次郎のロボットと一九七〇年大阪万博[鯖江秀樹]
4・0 問題の所在
4・1 忘れられた企業館
4・2 形姿と機能
4・3 工作から管理へ
4・4 通過点としての七〇年博

第5章 ブリュッセルから大阪へ――万博から考える日本の「核」[暮沢剛巳]
5・1 ブリュッセル万博――戦後最初の祭典
5・2 原子力とブリュッセル万博
5・3 ブリュッセル万博における原子力展示
5・4 日本館の展示
5・5 大阪 一二年後の風景
5・6 日本館パビリオンの展示
5・7 矛盾の壁
5・8 「太陽の塔」と原子力

第6章 未来都市――一九七〇年大阪万博[ウィリアム・O・ガードナー(北村礼子訳)]
6・1 SFと大阪万博
6・2 「万国博を考える会」と万博テーマの起源
6・3 大阪万博と未来学
6・4 シンボルゾーンのデザインと万博テーマの建築的解釈
6・5 「未来の都市」の出現
6・6 「管理された」理想郷と隠された黙示録
6・7 後奏曲――英語圏の報道機関の大阪万博に対する反応

付録1 シンポジウム2022
付録2 「万国博覧会に見る「日本」――芸術・メディアの視点による国際比較」中間報告書目次
付録3 「万国博覧会に見る「日本」――芸術・メディアの視点による国際比較」シンポジウム記録集目次
付録4 オンライン研究会記録

あとがき [暮沢剛巳]

索 引
執筆者略歴

  1. 1.[書籍]

これまでに開催5回の万博経験をもつ日本。万博を通して何に取り組み、どう向き合ってきたのか。芸術とメディアの視点から分析する。

1873年ウィーン万博に日本が初めて参加してから150年。この間、日本での開催も5回を数え、2025年大阪・関西万博、2027年横浜園芸博が続く。これまでの手法やテーマ、関わった人物に焦点をあてた、6年にわたる研究プロジェクト「万国博覧会に見る『日本』――芸術・メディアの視点による国際比較」の最終成果論文集。

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