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無産政党の命運 日本の社会民主主義

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フォーマット 書籍
発売日 2024年03月26日
国内/輸入 国内
出版社法政大学出版局
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784588625480
ページ数 358
判型 A5

構成数 : 1枚

序 章 いま無産政党の歴史を問い直す[榎 一江]
はじめに
一 大原社会問題研究所と無産政党
二 大原社会問題研究所一〇〇周年と無産政党資料研究会
三 無産政党に関する寄贈資料
おわりに

第一部 無産政党の組織と基盤

第一章 戦間期の「青年」運動と無産政党組織運動[伊東久智]
はじめに
一 関東大震災前後における「青年運動」論の浮上と地域社会運動
二 第二次護憲運動前後における「青年運動」論の展開と地域政治運動
三 無産政党組織準備過程における「青年運動」論の収束と実践
おわりに
第二章 無産政治勢力・国粋会的勢力の支持基盤形成──第一回男子普通選挙京都第一区を中心に[杉本弘幸]
はじめに
一 普選前における一区の無産政治勢力・国粋会的勢力
二 普選第一回京都府議選上京区・下京区の情勢
三 一区の無産政治勢力
四 一区の国粋会的勢力
五 選挙後の無産政治勢力・国粋会的勢力
おわりに
第三章 社会民衆婦人同盟の分裂と女性指導者──赤松明子と赤松常子に注目して[堀川祐里]
はじめに
一 社会民衆婦人同盟が組織化しようとした「勤労無産階級婦人」とは誰だったか
二 常子と明子の問題意識の所在
三 社会民衆婦人同盟の分裂と社会大衆婦人同盟の衰退
おわりに
第四章 戦前期無産政党における「書記長」・「書記局」の成立・変遷についての一考察[立本紘之]
はじめに
一 無産政党成立以前の日本社会運動における書記長・書記局
二 左派無産政党における書記長・書記局
三 中間派無産政党における書記長・書記局
四 統一後の無産政党における書記長・書記局
おわりに

第二部 社会党的なるものの歴史的前提

第五章 社会大衆党結党過程の検討[福家崇洋]
はじめに
一 無産政党と府県会議員選挙
二 満洲事変後の無産政党
三 総選挙前の駆け引き
四 無産政党内の再編
おわりに
第六章 無党時代におけるポスト新体制運動──旧社会大衆党勢力の動向を中心に[渡部 亮]
はじめに
一 大政翼賛会における与党化
二 野党化路線の展開
三 翼賛選挙以後
おわりに
第七章 党本部からみた日本社会党史──戦前無産政党、労働運動、農民運動との連続性の視点から[堀内慎一郎]
はじめに
一 平野力三・農地制度改革同盟と蔵前工業会館(結党準備会事務所)
二 中村高一と建物疎開(第二堤ビル)
三 河上丈太郎のクリスチャン人脈(三宅坂旧本部ビル)
四 社会大衆党と左派社会党本部(西久保桜川町七番地)
五 江田三郎・西村勇夫による貢献(社会文化会館)
おわりに

終 章 無産政党史研究の現状と課題[有馬 学]
はじめに
一 本書の構成と内容
二 研究史が見落としてきたもの
三 「社会党的なるもの」とは何か
おわりに

関連年表[土井雄貴]

  1. 1.[書籍]

20世紀の始まりとともに片山潜・安部磯雄・幸徳秋水らによって組織された社会民主党をその萌芽とし、労働者と農民の利益を代表すべく活動した社会民主主義政党を無産政党と呼ぶ。大逆事件をはじめとする弾圧の苦難ののち、離合集散の時代を経て、第一次世界大戦後の労農運動、学生・青年運動、女性運動といった社会のうねりのなかで第三極・社会大衆党へと集結した政治潮流の全容を明らかにする政党論集。

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