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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年03月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 日経BP |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784296204465 |
| ページ数 | 200 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに
第1章 Web3とは何だったのか
1-1 NFT(非代替性トークン)
本当にデジタル権利の表明に使えるのか
1-2 DAO(分散型自律組織)
国内でガバナンストークンの発行は可能か
1-3 SBT(ソウルバウンドトークン)
インターネットの新たなアイデンティティー層となり得るか
第2章 ブロックチェーンと金融規制の摩擦
2-1 ステーブルコイン
決済サービスの改善につながるか
2-2 トークンの証券性(1)
急増するブロックチェーン応用ビジネス、証券規制はどこまで及ぶか
2-3 トークンの証券性(2)
最新の米判決にみる日米の違い
第3章 ブロックチェーンに残る技術的課題
3-1 鍵管理
Solana における暗号資産の不正移転事件からみえた難題
3-2 スケーラビリティー
Web3 の落とし穴を改めて考える
第4章 「分散」と「集中」をめぐる歴史
4-1 DID(1)
W3Cが分散 ID 規格を標準化するまでの歴史を振り返る
4-2 DID(2)
中央集権IDから分散IDまで、歴史は繰り返す
4-3 分散の誤謬
4-4 Web3はWeb2を飲み込むのか
4-5 タイムスタンプの再発見
第5章 鼎談 ブロックチェーンは暗号技術の歴史から学べ
おわりに
著者プロフィール
前著『ブロックチェーン技術の未解決問題』における考察のターゲットはビットコイン、つまり支払いという極めて単純な処理だった。しかしブロックチェーン技術についてはその後、スマートコントラクト、いわゆる分散型金融、NFT、DAO、そしてWeb3(Web3.0)など、単純な支払いよりもはるかに広範囲の応用に向けたトライが行われている。
ブロックチェーンとその応用は、現在日本政府の政策議論のイシューにもなっている。一方で我々は2022年以降、人間の業としての暗号資産バブルの崩壊を目の当たりにし、暗号資産の流出を防げていない。さらに、規制当局の規制目標である消費者保護、金融犯罪への対応、金融安定上の課題はますます増えている。
こうした現状を踏まえると、ブロックチェーンとその応用について、改めて技術面でできること・できないこと、力不足と限界の部分、努力すれば解決できる部分(それは、ビジネス上の差異化要素にもなる)を整理することが重要である。SNSやイベントで飾ったストーリーを話す人よりも、そのような知見を持った人材こそが重要になる。
2024年に発行する本書は、ビジネスパーソンの理解の醸成に加え、今後この世界で活躍する若者が正しい課題設定を認識して、より建設的なトライができるようにする、人材育成コンテンツとしての意味も持っている。改めてブロックチェーンの技術的な整理を行うとともに、新たに生じた課題を含めて、現在の課題を詳細に説明していくことを目標にする。 (「はじめに」より一部抜粋・修正)

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