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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年03月22日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 岩波書店 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784004320128 |
| ページ数 | 216 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 ピアノトリオの聴き方
1 聴き方のコツ
パーツ別に聴く
リズムを身体で感じ取る
2 ピアノ演奏の諸要素
タッチ
リズム
ハーモニー
3 ジャズピアノの奏法を聴き分けよう
ユニゾン奏法
ブロックコード
ロックハンド奏法
第二章 初期のピアノトリオ
1 モダンピアノトリオ前史
リズムセクション
ピアノトリオの誕生
2 ナット・キング・コール
過小評価されたピアニスト
コールの奏法
コールとビバップ
3 バド・パウエル
ビバップピアノの父
『ジャズ・ジャイアント』
4 二人のトリオへの対極的なアプローチ
三つの楽器の関係性
第三章 名盤を聴きなおす(1)
1 グルーヴィー
グルーヴとは
エロル・ガーナー『コンサート・バイ・ザ・シー』
アーマッド・ジャマル『アット・ザ・パージング』
レッド・ガーランド『グルーヴィー』
2 ブルージー
様々なブルース
ハンプトン・ホーズ『ハンプトン・ホーズ・トリオVol.1』
ジーン・ハリス『イントロデューシング・ザ・スリー・サウンズ』
ジュニア・マンス『ジュニア』
3 渋 い
「渋い」ピアニストとは
ハンク・ジョーンズ『ザ・トリオ』
トミー・フラナガン『オーヴァーシーズ』
レイ・ブライアント『レイ・ブライアント・トリオ』
第四章 名盤を聴きなおす(2)
1 〈スイング感〉――ウィントン・ケリーの八分音符
ウィントン・ケリー『ケリー・アット・ミッドナイト』
2 〈ドライヴ感〉――オスカー・ピーターソン・トリオのビッグバンドサウンド
オスカー・ピーターソン『ナイト・トレイン』
3 〈スピード感〉――フィニアス・ニューボーンJr.の光速流
フィニアス・ニューボーンJr.『ワールド・オブ・ピアノ』
4 〈創造性〉――デューク・エリントンの不滅の創造力
デューク・エリントン『マネー・ジャングル』
5 〈フォービートからの脱却〉――ビル・エヴァンス・トリオの「ブロークンタイム」
ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビー』
「マイ・ロマンス」の分析
6 〈切れ味〉――初期のマッコイ・タイナー
マッコイ・タイナー『リーチング・フォース』
7 〈破格〉――フリージャズとポール・ブレイ
ポール・ブレイ『フットルース(Footloose!)』
8 〈自由自在〉――チック・コリア・トリオの共同冒険
チック・コリア『ナウ・ヒー・シングス、ナウ・ヒー・ソブス』
第五章 一九七〇年代以降のピアノトリオ
1 一九七〇年代・フュージョン全盛期のピアノトリオ
シダー・ウォルトン『ピット・イン』
メアリー・ルー・ウィリアムス『フリー・スピリッツ』
2 一九八〇年代・アコースティックジャズの復活
キース・ジャレット『スタンダーズ・ライブ』
ジェームズ・ウィリアムス『マジカル・トリオ2』
3 一九九〇年代・新型ピアノトリオの出現
グレイト3『ビギン・ザ・ビギン』
ジェリ・アレン『21(Twenty One)』
ブラッド・メルドー『ソングス――アート・オブ・ザ・トリオ3』
4 二〇〇〇年代・多様化の時代
ケニー・バロン『マイナー・ブルース』
チップ・スティーブンス『レレヴァンシー(Relevancy)』
フロネシス『ウィー・アー・オール(We Are All)』
サリヴァン・フォートナー『モーメンツ・プリザーブド(Moments Preserved)』
5 近年の「ジャズ神童」について
エルダー・ジャンギロフ
ジョーイ・アレキサンダー
あとがき
人名索引
日本のジャズレコードやライブの多くを占めるピアノトリオ。バンドのリズムセクションが独立して成立した比較的新しい演奏編成とはいえ、モダンジャズの入り口でもある。その歴史を繙き、パウエルからエヴァンス、チック・コリア、ジャレットなど様々なピアノトリオのアルバムを取り上げ、具体的な魅力、聴き方を語る。

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