羅針盤サウンドの完成型とまで言わしめた大傑作『ソングライン』のアプローチとは明らかに異なるサウンド・プロダクションを展開する4枚目の作品。「うた」を中心に据えながらもノイジーでカオティックかつトランシーな即興的要素が有機的にほぐれつ絡みつ重層的な響きをもった「音」の壁を作り出す。既存のタームでは到底語ることのできない新たな世界観を提示した表題曲「はじまり」は、約17分におよぶ大作。このアルバムからドラムスがチャイナ、ベースが柴田篤になり、オリジナル・メンバーの須原敬三、CONVEX LEVELの前川謙一がゲストとして参加している。 (C)RS
JMD(2024/03/12)
山本精一「うたもの」の原点、羅針盤。リトルモア・レコーズ時代の作品がリイシュー決定!!
羅針盤サウンドの完成型とまで言わしめた大傑作『ソングライン』のアプローチとは明らかに異なるサウンド・プロダクションを展開する4枚目の作品。「うた」を中心に据えながらもノイジーでカオティックかつトランシーな即興的要素が有機的にほぐれつ絡みつ重層的な響きをもった「音」の壁を作り出す。既存のタームでは到底語ることのできない新たな世界観を提示した表題曲"はじまり"は、約17分におよぶ大作。このアルバムからドラムスがチャイナ、ベースが柴田篤になり、オリジナル・メンバーの須原敬三、CONVEX LEVELの前川謙一がゲストとして参加している。(2002年作品)
発売・販売元 提供資料(2024/03/08)
少年ナイフのサポート・ドラマーでもあるCHINAの加入やベーシストの交代を経て、前作『ソングライン』までとは明らかに異なるステージへと踏み出した新作。山本精一の朴訥としたヴォーカルとけれん味のないメロディー・センスはそのままに、グレイトフル・デッドとカンが合体したような、カオス渦巻くインプロヴィゼーション・パートが長時間に渡って展開されている。轟音と反復がもたらす酩酊感の強烈さは過去最高。
bounce (C)土佐有明
タワーレコード(2002年11月号掲載 (P114))