現行アシッドフォークの女王が魅せる儚くも美しい新世界!
繊細かつ神秘性のあるコケティッシュな歌声と、アコースティックなサウンドで、70年代名盤さながらの高純度なアシッドフォークを奏でるSSWジェシカ・プラットの最新作。今作は従来の弾き語り中心のサウンドに、壮大なオーケストラ・アレンジが加わり、ノスタルジックな60年代ポップス味が増加。『ペットサウンズ』に影響を受けたと解説にあるよう、カリフォルニアの風やトロピカルなムードもほんのり感じつつ、闇の中を儚く揺らめく稀有な歌声と個性による美世界を更に深く広げた新機軸で、メランコリックなジャケの空気感を見事に描いた傑作!ヴァシュティ・バニヤン等のアシッドフォーク好きは勿論、今作の何とも形容し難い儚さとロマンスはツインピークスで知られるジュリー・クルーズ好きも注目です!
タワーレコード(2024/06/07)
6年振りとなる新作は『ペット・サウンズ』に影響を受けたカリフォルニアの海を想起させる大パノラマ・サウンド
彼女の従来のアコースティック・サウンドとは異なり、60年代のポップ・ヒット曲を彷彿とさせるオーケストラ・スタイルで始まる。ブルックリンのスタジオで制作された今作は従来のアコースティック・ギターサウンドに加えて、ウォーカー・ブラザーズのような壮大なオーケストラ・アレンジやパーカッション・ロールが際立つ楽曲を生み出しました。そして新しいスタイルのヴォーカル・パフォーマンスも聴くことができます。スコット・ウォーカーやジュディ・ガーランドなどの先人の影響を受けながらも独自の個性を放つことで、アルバム全体を通して静寂の中に希望や神秘、恐怖、ロマンスを表現。彼女の音楽的進化と成長を示す重要な作品であり、リスナーに深い感動と共感を与えてくれます。
発売・販売元 提供資料(2024/02/26)
サンフランシスコ出身、現在はLAを中心に活動するシンガー・ソングライター。6年ぶり通算4枚目となるオリジナル作は、彼女自身が〈ヒッピー文化のダークサイドに影響を受けた〉と語るように、60年代のUS西海岸のバンドを彷彿させるサイケデリックでドリーミーな雰囲気。決してギラギラした感じではなく、夏の終わりを連想させる物憂げな雰囲気がクセになる作品だ。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.487(2024年6月25日発行号)掲載)