世界的歌姫=Shakira(シャキーラ)7年振りのニュー・アルバム 『Las Mujeres Ya No Lloran』
グラミー賞とラテン・グラミー賞での受賞歴を誇り、英語圏&ラテン圏で圧倒的な人気を誇る世界的歌姫=Shakira(シャキーラ)の、前作からおよそ7年ぶりとなる待望の最新アルバム『Las Mujeres Ya No Lloran』(タイトルは「女性はもう泣かない」の意)。
同作についてシャキーラは「このアルバムの制作は錬金術のようなプロセスだった。曲を書きながらも、同時に自分自身ともゆっくりと向き合うことができたの。(これまで様々なことがあったけど)、私の涙はダイヤモンドに変わり、私の弱さは強さに変わったと思う。」と語っており、今作は彼女にとっての渾身作であることが伺える。
収録曲"TQG "と"Shakira:Bzrp Music Sessions Vol.53"は、共にSpotifyトップ50チャートで世界1位を獲得 - また" Shakira:Bzrp Music Sessions Vol.53"は<Spotify史上1日のストリーミング数が最も多いスペイン語曲>にも認定されている。さらにシャキーラは" Shakira:Bzrp Music Sessions Vol.53"でコラボを果たしたビザラップと共に、2023年ラテン・グラミー賞の「年間最優秀楽曲賞」と「最優秀ポップ・ソング賞」を受賞。
数十年にわたり先駆的な活動やヒット作の軌跡によって、歴史上最も売れた女性ラテン・アーティストの座に君臨し続ける彼女の待望作は必聴だ。
発売・販売元 提供資料(2024/02/22)
〈女性はもう泣かない〉を意味する表題も意味深な7年ぶりのアルバム。カロルGとの"TQG"、ビザラップとの"Shakira:Bzrp Music Sessions Vol.53"の特大ヒットが最高の前哨戦となった格好ながら、私生活の諸々もあって制作プロセスはジャケの通りに自身の涙からダイヤモンドを創り出すような行為だったという。オスナとのバチャータ"Monotonia"、フエルサ・レジダとのポルカ"El Jefe"、マヌエル・トゥリソやラウ・アレハンドロとのレゲトンなど、客演の振り幅を楽曲のカラフルさに繋げた佳曲が並び、別れを歌ったオーセンティックな"Acrostico"や"Ultima"が味わい深し。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)
買って良かった☺️