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フォーマット |
書籍 |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
新書 |
発売日 |
2024年02月28日 |
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規格品番 |
- |
レーベル |
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ISBN |
9784560510629 |
版型 |
新書 |
ページ数 |
150 |
学校と政治・宗教、学校知の構築、伝達方法、制度の組織化、職業教育、就学の不平等、技術革新の影響など、7つのテーマで概観。
社会・政治・経済と結びついた制度と形態
フランスでは平均して15年間、学校教育を受ける。子どもから青年期までの人間形成に重要な時期を、家庭や教会や労働の場から、学校という専門機関に委ねるようになるには、いかなる過程を経てきたのだろうか。本書は、古代ギリシアから現代まで、教育システムが形づくられた過程を、七つのテーマに沿って多面的に浮き彫りにする。まず、学校と宗教および政治権力との関係(第一章)、学校知の構築(第二章)、教育実践と教授法の進化(第三章)、自律と集権化といった教育行政(第四章)、家族や同業組合が担っていた技術や専門的な内容を扱う職業教育(第五章)、性別や出自による教育格差(第六章)、そして、大きなインパクトをもたらした印刷術といった教育にかかわる技術革新(第七章)。古代から新型コロナウイルス感染症における遠隔授業まで、社会・政治・経済の変動と結びついた制度と形態を解説。
構成数 | 1枚
第一章 学校と権力――教会から国家へ
1 古代における政治エリートの教育
2 中世における学校教育の衰退と再生――教育に関わる教会
3 中世の大学――教会と王国の狭間で
4 活版印刷、対抗宗教改革、国家――近代学校の誕生
5 フランス革命とナポレオン帝国――国家の役割の確立
6 フランソワ・ギゾーからジュール・フェリーまで――国家と教会の対立
7 共和国の学校は不平等か
8 第五共和政と教育の民主化
第二章 学校知の構築
1 古代における一般教養の支配
2 中世の大学における知と教授法の革新
3 コレージュからリセへ――社会的エリートの道徳化に役立つラテン語
4 知識と社会的規格化――〈小さな学校〉から共和国の学校まで
5 二つの新たな学校知――正書法と度量衡
6 自然科学が学校知に認められるまでの困難
7 数学によるクーデタ
8 現代の学校――知識の爆発的拡大と内なる位階秩序
第三章 教育実践の進化と教授法をめぐる論争
1 ギリシアの伝統を尺度とする教授法
2 長く続いた伝統的な教育慣行
3 十九世紀の学校教育と徴兵――管理下に置かれた子ども期と青年期
4 ルソーからフレネへ――対抗教育文化の出現
5 心理学者の社会的成功、教育学者の学校での挫折?
第四章 自律と集権化の狭間にある学校
1 起源から十九世紀まで
2 ナポレオン帝国、学校教育行政、教職員団体
3 地方自治体と国家との狭間で――初等学校とその教員
4 第五共和政とテクノクラートによる中央集権化の頂点
5 脱中央集権化と脱中心化、あるいは内部分裂
第五章 職業への教育――同業組合から技術教育へ
1 古典古代からの継承――「技術者に抗する人間」
2 フランス革命までの職業の伝達――家族と同業組合
3 自由主義が職業教育にもたらす危機
4 共和国と「民間主導の技術コンサルタント」
5 人民戦線から第五共和政まで――調整者としての国家
6 見下ろされる教育
第六章 学校と不平等
1 古代からルネサンスまで――事物の秩序における不平等
2 コレージュと〈小さな学校〉――十六世紀における就学の最初の広がり
3 フランス革命期の教育計画における平等
4 十九世紀の中等教育――差別の継続
5 後期初等教育(高等小学校)と技術教育――民衆にとっての中等教育
6 教育機会平等の政策
7 大衆化された学校の罪
第七章 学校における技術革新
1 古代から中世末までの非常に緩やかな変容
2 印刷術と近代学校教育の形態
3 十九世紀における教材の産業化
4 二十世紀後半の静かな変容
5 教育テレビとコンピューター計画――技術導入断行の災難
6 Eラーニング、デジタル、学校教育形態の持続
結論
訳者あとがき
参考文献
-
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