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ジェンダー史10講

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フォーマット 書籍
発売日 2024年02月22日
国内/輸入 国内
出版社岩波書店
構成数 1
パッケージ仕様 新書
SKU 9784004320098
ページ数 246
判型 新書

構成数 : 1枚

はじめに

第1講 女性史研究の始動――世界と日本
1 先駆的な女性史研究
2 戦後の日本女性史研究
3 女性史研究の拠点としての地域女性史

第2講 第二波フェミニズムと新しい女性史
1 「新しい女性史」の誕生
2 「新しい女性史」は何をもたらしたか
3 「新しい女性史」の日本での受容

第3講 ジェンダー史
1 ジェンダー史の登場
2 ジェンダー史と構築主義歴史学

第4講 歴史叙述とジェンダー
1 歴史教育とジェンダー
2 ジェンダー視点は歴史叙述を変えたか

第5講 家族を歴史化する
1 家族に関する神話の崩壊と家族の歴史化
2 伝統社会における家
3 近代家族論の精緻化
4 近代家族の普遍化と揺らぎ
5 日本での家族史研究と女性・ジェンダーの視点

第6講 近代社会の編成基盤としてのジェンダー
1 身分制
2 近代的ジェンダー観の形成とその制度化
3 国民・ナショナリズムとジェンダー

第7講 身 体
1 身体は不変か?
2 性・生殖の歴史研究
3 L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)

第8講 福 祉
1 福祉研究へのジェンダー視点の導入
2 福祉活動の出発点としての戦時福祉
3 福祉活動と女性の社会進出

第9講 労 働
1 働き続けてきた女たち
2 労働概念の転換と女性就業
3 労働と労働者のジェンダー化
4 女性労働者保護法とジェンダー・家族

第10講 植民地・戦争・レイシズム
1 植民地とジェンダー
2 戦争がもたらしたもの
3 戦争・占領と性暴力

図版出典一覧
主要参考文献

  1. 1.[書籍]

暗黙のうちに男性主体で語られてきた歴史は、女性史研究の長年の歩みと「ジェンダー」概念がもたらした認識転換によって、根本的に見直されている。史学史を振り返りつつ、家族・身体・政治・福祉・労働・戦争・植民地といったフィールドで女性史とジェンダー史が歴史の見方をいかに刷新してきたかを論じる、総合的入門書。

作品の情報

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著者: 姫岡とし子

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