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病態・治療論[2] 呼吸器疾患(改訂第2版)

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構成数 : 1

【はじめに(序文)】
今回,『看護学テキスト NiCE 病態・治療論[2]呼吸器疾患』を改訂することになった.ここ数年は,呼吸器領域に留まらない大きな出来事として,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のことが一番のトピックスとして挙げられる.呼吸管理領域において,1990 年代後半からの非侵襲的陽圧換気療法(NPPV),2010 年代後半からのハイフローセラピーなどの非侵襲的呼吸管理の普及により劇的な変化がもたらされた.さらに2009年の新型インフルエンザの流行時より,体外式膜型人工肺(ECMO)療法の見直しと普及が進み,呼吸管理の世界が多様化の時代を迎えるようになった.しかしCOVID-19 の流行は,当初この呼吸管理の多様化に逆行をもたらした.すなわち,NPPV・ハイフローセラピーなどの非侵襲的呼吸管理がほぼ禁忌とされ,酸素療法で改善が認められない症例は,非侵襲的呼吸管理を経ることなく,侵襲的呼吸管理の適応となり,数十年前の呼吸管理の世界に逆戻りをしたような感覚を覚えた.その後,学会などによる各方面の働きかけによって,COVID-19 の患者にも非侵襲的呼吸管理の適応が可能となり,ようやく通常の呼吸管理の世界が戻ってきたと実感している.未知の一つの感染症が,このように呼吸の世界にも大きな変革をもたらしたことに驚きを隠せないと同時に,様々な問題を徐々にではあるが,克服してきた医療の進歩という点も見逃せないと考えている.

本書の改訂が,これからの未来につながる呼吸器疾患やその患者の理解の一助になれば幸いである.

2023 年11 月
石原 英樹
竹川 幸恵


【目次】
序章 なぜ呼吸器疾患について学ぶのか
1 医師の立場から
2 看護師の立場から

第I章 呼吸器の機能と障害
1 呼吸器の構造と機能
1 呼吸器の構造と機能
A.肺の構造
B.気道系
C.気管・気管支の組織
D.肺胞
臨床で役立つ知識 新生児のサーファクタント
E.胸郭
F.縦隔
G.横隔膜
H.血管系─肺動静脈系と気管支動静脈系
もう少しくわしく 生理学的シャント
I.リンパ系
J.神経系
K.代謝機能
2 呼吸の生理
A.呼吸の調節
B.化学受容器
臨床で役立つ知識 CO2ナルコーシスが生じる仕組み
C.呼吸の仕組み
D.肺コンプライアンスと気道抵抗
E.ガス交換
もう少しくわしく PaO2の基準値はなぜ100 Torrなのか
F.換気と解剖学的死腔
G.酸塩基平衡
2 呼吸器の障害と症状
1 酸素化障害と呼吸困難
A.呼吸不全の病態
B.酸素化障害
もう少しくわしく 拡散障害と二酸化炭素
2 痰・喀痰
A.発生機序
B.痰の性状
C.喀痰への対応
3 血痰・喀血
A.血痰・喀血の原因
B.血痰・喀血への対応
C.吐血との鑑別
4 咳嗽
A.発生機序
B.咳嗽と気道炎症
C.咳嗽の持続期間
D.乾性咳嗽と湿性咳嗽
E.咳嗽への対応
5 気道の障害と喘鳴
A.障害の原因による違い
臨床で役立つ知識 喘鳴が聴取されなくなったら注意
B.狭窄部位による違い
6 横隔膜の障害
6-1 横隔膜ヘルニア 6-2 しゃっくり(吃逆) 6-3 横隔膜麻痺 7 胸膜の障害
7-1 胸膜炎と胸水 A.胸膜炎の原因
B.胸膜炎への対応
7-2 気胸 7-3 胸膜の障害と石綿(アスベスト) A.胸膜プラーク
B.悪性胸膜中皮腫
8 肺循環障 A...

  1. 1.[書籍]

専門基礎分野において疾病の病態・診断・治療を学ぶためのテキストシリーズ(全14冊)の呼吸器疾患編.医師と看護師の共同編集により,看護学生に必要な知識を網羅.さまざまな症状を理解できる,診断の進め方・考え方がわかる,臨床看護に結びつく知識が得られる,の3点を重視して構成している.今改訂では呼吸器疾患の患者への看護を概説する項目を新設したほか,各種情報を更新した.

【はじめに(序文)】
今回,『看護学テキスト NiCE 病態・治療論[2]呼吸器疾患』を改訂することになった.ここ数年は,呼吸器領域に留まらない大きな出来事として,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のことが一番のトピックスとして挙げられる.呼吸管理領域において,1990 年代後半からの非侵襲的陽圧換気療法(NPPV),2010 年代後半からのハイフローセラピーなどの非侵襲的呼吸管理の普及により劇的な変化がもたらされた.さらに2009年の新型インフルエンザの流行時より,体外式膜型人工肺(ECMO)療法の見直しと普及が進み,呼吸管理の世界が多様化の時代を迎えるようになった.しかしCOVID-19 の流行は,当初この呼吸管理の多様化に逆行をもたらした.すなわち,NPPV・ハイフローセラピーなどの非侵襲的呼吸管理がほぼ禁忌とされ,酸素療法で改善が認められない症例は,非侵襲的呼吸管理を経ることなく,侵襲的呼吸管理の適応となり,数十年前の呼吸管理の世界に逆戻りをしたような感覚を覚えた.その後,学会などによる各方面の働きかけによって,COVID-19 の患者にも非侵襲的呼吸管理の適応が可能となり,ようやく通常の呼吸管理の世界が戻ってきたと実感している.未知の一つの感染症が,このように呼吸の世界にも大きな変革をもたらしたことに驚きを隠せないと同時に,様々な問題を徐々にではあるが,克服してきた医療の進歩という点も見逃せないと考えている.

本書の改訂が,これからの未来につながる呼吸器疾患やその患者の理解の一助になれば幸いである.

2023 年11 月
石原 英樹
竹川 幸恵

作品の情報

メイン

フォーマット 書籍
発売日 2024年02月14日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524204793
ページ数 260
判型 B5

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