Pearl Jam 12枚目のスタジオ・アルバム『Dark Matter』
プロデューサーはTHE ROLLING STONESの最新アルバム『Hackney Diamonds』を手掛けた第63回グラミー賞最優秀プロデューサーのAndrew Watt。
2023年、Pearl Jamのメンバー、Eddie Vedder [vocals]、 Jeff Ament [bass]、Stone Gossard [rhythm guitar]、Mike McCready [lead guitar]、Matt Cameron [drums]は、カリフォルニア州マリブにあるシャングリラ・スタジオで、プロデューサーのAndrew Wattの指揮のもと、ただプラグインして、曲を演奏した。
彼らは同じ空間で向かい合い、最高レベルの音のコミュニケーションを図った。インスピレーションが炸裂する中で作曲とレコーディングが進み、『Dark Matter』はたった3週間で完成した。
その結果、『Dark Matter』には、生涯のクリエイティブ仲間、兄弟達が一つの部屋で、命懸けで演奏をしたかのような気迫が宿っている。
名高いキャリアの血と汗と涙とエネルギーの全てが刷新され、この一つのアルバムに注ぎ込まれたかのようだ。1LPブラック・ヴァイナル仕様。
発売・販売元 提供資料(2024/02/15)
エディ・ヴェダーのソロ作『Earthling』に続いてアンドリュー・ワットがプロデュースを手掛けた12枚目のアルバム。実験の方向に意識を傾けた前作『Gigaton』と比べても破壊力のストレートさは明白。万人が思い浮かべるバンド像に照準が合った作りは却ってフレッシュで、その意味ではワットにとってもローリング・ストーンズの『Hackney Diamonds』に比肩する一作だろう。
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タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)