ブラジリアン・メロウ・グルーヴのマエストロによる5年ぶりの新作
フランスを拠点に活躍するブラジリアン・メロウ・グルーヴのマエストロ、ルーカス・アルーダは、2013年の1stアルバム『Sambadi』から2019年リリースの3rdアルバム『ONDA NOVA』にいたるまで、ブラジリアン・ディスコブギーのリリースを手掛けるフランスのレーベル、Favorite Recordingsから新作をリリースし、ブラジリアン・フュージョン・ファン、AORファン、さらにはDJたちの心を鷲掴みにしてきた。ルーカスは、本作『OMINIRA』において、ブラジルの音楽とリズムに加えてアフリカのルーツを掘り下げ、さらに自由、芸術、音楽について歌っているのだという。彼の持ち味であるメロウなフィーリングと爽快感はそのままに、どこか大人びたような、洗練された雰囲気が漂っている。ブラジリアン・フュージョンの代名詞であるアジムスのファンから、東アジア~東南アジア圏のシティポップファン、DJなど、幅広い層のリスナーにオススメできる絶品の内容だ。
発売・販売元 提供資料(2024/03/01)
兄のチアゴ・アルーダと共同プロデュースした『Onda Nova』から5年。ブラジルの才人が放つ4作目は、ヨルバ語の〈自由〉という表題通り、思うがままにイマジネーションを広げていくような音作りを実践しているのが印象的だ。よって蕩けるような歌モノからパーカッシヴな高速フュージョンまで曲調のヴァリエーションも豊富で、クールさとホットさの塩梅も絶妙。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.485(2024年4月25日発行号)掲載)