ロンドン生れのナイジェリア人女性シンガー、イーノ・ウィリアムズとマルチインストゥルメンタリスト、マックス・グランハード率いるディスコ・バンド、イビビオ・サウンド・マシーン。ロス・オートン(アークティック・モンキーズ、M.I.A.)のプロデュースによる5枚目のアルバムをリリース。 (C)RS
JMD(2024/02/14)
ロンドン生れのナイジェリア人女性シンガー、イーノ・ウィリアムズとマルチインストゥルメンタリスト、マックス・グランハード率いるディスコ・バンド、イビビオ・サウンド・マシーン。ロス・オートン(アークティック・モンキーズ、M.I.A.)のプロデュースによる5枚目のアルバム『プル・ザ・ロープ』をリリース。
Ibibio Sound Machineのニュー・アルバム『Pull the Rope』は、Eno WilliamsとMax Grunhardが率いるこのバンドに、新たな光を投げかけている。彼らの音楽の希望、喜び、セクシーさはそのままに、高い評価を得た2022年のアルバム『Electricity』のエッジをさらに磨き上げ、彼らが育もうとするコネクションは、太陽の光が降り注ぐフェスティヴァルの会場から、汗だくのオールナイトのダンスクラブへと移された。ただ、雰囲気は変わったが、人生を楽しんでいることに変わりはない。WilliamsとGrunhardは、シェフィールドを拠点とするプロデューサー、Ross Orton(Arctic Monkeys、M.I.A.)と2週間をかけて『Pull the Rope』をレコーディングした。Orton により、2人の曲作りの方法は大きく変わった。Maxの指揮によるジャムから生まれた音楽に合わせてEnoが歌詞を書くのではなく、EnoとMaxが一緒に書くことからスタート。スタジオにいる時間が短くなり、曲の作り方を考える新しい方法ができたことで、デュオはアルバムのサウンドを、以前よりも素早く、より本能的に決定できるようになった。曲作りのプロセスの融合により、Ibibio Sound Machineをかつてないほどタイトなバンドにするトリックを、見事に成功させたのだ。
発売・販売元 提供資料(2024/02/13)
イーノ・ウィリアムズ率いるアフロ・ファンク・バンドの新作。M.I.A.の作品などを手掛けたロス・オートンがプロデュースしたサウンドは、多彩なリズムとアレンジが光る。ハウス、ディスコ、80sエレクトロ、ファンクといった要素を纏うグルーヴで踊らせてくれる。秀逸なポップソング集でありながら、クラブで映えるダンス・ミュージック・アルバムとしても聴ける。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.487(2024年6月25日発行号)掲載)