「フレッドに習っていなかったら今ピアノを弾いてなかっただろう」とブラッド・メルドーに言わせしめ、その繊細なタッチと美しい旋律で"ピアノの詩人"の異名で讃えられる米国のジャズ・ピアニスト、フレッド・ハーシュのソロ・ピアノ作品がECMから登場。2023年リリースされたエスペランサとのデュオ・アルバム『Alive At The Village Vanguard』 でファン層も広げたフレッド・ハーシュだが、ソロ・アルバムとしては2020年リリースの『Songs From Home』以来4年ぶり、またソロ・ピアノ録音を誇るECMからは本作がソロ・デビュー作となる。 (C)RS
JMD(2024/03/09)
「フレッドに習っていなかったら今ピアノを弾いてなかっただろう」とブラッド・メルドーに言わせしめ、その繊細なタッチと美しい旋律で"ピアノの詩人"の異名で讃えられる米国のジャズ・ピアニスト、フレッド・ハーシュのソロ・ピアノ作品がECMから登場。
昨年リリースされたエスペランサとのデュオ・アルバム『Alive At The Village Vanguard』 でファン層も広げたフレッド・ハーシュだが、ソロ・アルバムとしては2020年リリースの『Songs From Home』以来4年ぶり、またソロ・ピアノ録音を誇るECMからは本作がソロ・デビュー作となる。
ビリー・ストレイホーンの "Star-Crossed Lovers"、ジークムント・ロンベルグの "Softly, As In A Morning Sunrise"、アレック・ワイルダーの "Winter Of My Discontent"、ラス・フリーマンの "The Wind "など選りすぐりのスタンダード曲と7曲のオリジナル曲を収録。ECMならではの即興も聴きどころの一つ。
トリオやデュオにおいて多才で探求的であるのと同様に、ハーシュの芸術性の無限の幅と感情の多様性は、彼の息をのむようなソロ・パフォーマンスほど明らかなものはないと定評のあるハーシュ。Jazz Times誌は、彼の無伴奏演奏を「完全で、自給自足的で、唯一無二の純粋な芸術形態」と称賛し、All About Jazz誌は、「ジャズにおけるソロ・ピアノの芸術に関しては、演奏家には2つのクラスがある: フレッド・ハーシュとそれ以外の人たちだ」と絶賛されるほど。
プロデューサー、マンフレッド・アイヒャーとともに、ルガーノ・スタジオの反応の良い音響で開発されたこのアルバムは、2023年5月に録音された。
これまでフレッド・ハーシュが参加したECM作品は2022年発表のエンリコ・ラヴァとのデュオ・アルバム『サ・ソング・イス・ユー』のみ。
発売・販売元 提供資料(2024/03/08)
ハーシュ×ECM。繊細で美しいタッチと旋律のピアノの詩人こと米ジャズ・ピアニスト:フレッド・ハーシュのソロ・ピアノ2024年作。ソロ作としては2020年『Songs From Home』以来4年振りとなり、ECM初作品。現行美ジャズ界隈で"フレッド・ハーシュとそれ以外の人たち"と絶賛される芸術性と感情の多様性は、ライブにも録音作品にも顕著に表れる。私的に2022年傑作だったエンリコ・ラヴァとハーシュとのデュオ作『サ・ソング・イズ・ユー』と共に必携作。様々な編成での作品経て完成された"個"によるスタンダード曲とオリジナル曲。ええやんええやん。
intoxicate (C)黒田"ハイプ"朋規
タワーレコード(vol.169(2024年4月20日発行号)掲載)