ジェイ・ポールから父ピノ・パラディーノまで参加したファビアナ・パラディーノによる2024年注目のデビューアルバムが〈Paul Institute / XL Recordings〉よりリリース!!
UKの天才プロデューサー、ジャイ・ポールとの共作曲「I Care」も話題の新星アーティスト、ファビアナ・パラディーノがデビューアルバムを〈Paul Institute/XL Recordings〉よりリリース!
交際の終焉を経て制作されたという本作は、自身が、愛や孤独、恋愛における常識をめぐる複雑な問題と向き合った親密な作品となっている。その結果誕生したのが、80年代から90年代にかけてのR&B、ソウル、ポップ、ディスコのビッグ・スタジオ・プロダクションからインスピレーションを受け、そこに現代というレンズを通してフィルターにかけた、変幻自在のサウンドを披露する全10曲入りのフル・アルバムとなっている。自らが作曲しプロデュースも手がけた本作には、〈Paul Institute〉の共同設立者であり、20年代UKシーンの最重要プロデューサーであるジェイ・ポールから、父であり伝説的セッション・ベーシストのピノ・パラディーノ、兄でありユセフ・デイズのベーシストでもあるロッコ・パラディーノ、有名ドラマーのスティーヴ・フェローネ、そしてロブ・ムースのストリングスなど、著名なミュージシャンや親しい友人たちが参加している。
発売・販売元 提供資料(2024/01/29)
ピノ・パラディーノの娘であり、セッション・アーティストとしてジェシー・ウェア、サンファ、ジェイ・ポールら多くの才人と仕事をしてきたファビアナ・パラディーノのファースト・アルバム。リヴァーブが深くかかったビッグなサウンド・プロダクションを特徴とする本作は、レトロな雰囲気を醸している。初期のマドンナやチャカ・カーンが脳裏に浮かぶ曲群を聴くと、MTVが開局した80年代に迷い込んだような感覚に包まれる。そうしたレトロさがありつつ、数多の要素を1曲の中に織り込めるセンスはモダンだ。それゆえ焼き直しに聴こえることはなく、郷愁的なのに新鮮というおもしろい聴体験をもたらしてくれる。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)