フォーマット |
書籍 |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年01月31日 |
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規格品番 |
- |
レーベル |
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ISBN |
9784756923233 |
版型 |
新書 |
ページ数 |
320P |
今は買い場ではなく、売り時だ。
新NISAにも手を出してはいけない!
好調な株式市況や新NISAの開始に伴い、株式投資による資産形成を考えている方も多いことでしょう。
ただ冷静に考えてみると、現在の市況は、大金融緩和下(日本はマイナス金利政策)によるカネ余りを背景にして起こっていることで、決して健全な状態とは言えません。
果たしてこのまま順調な市況が継続していくのか・・・?
そのあたりの見立てを、生粋の長期投資家として、52年に及ぶ投資経験をもとに筆者に書き下ろしてもらったのが本書です。
バブル後30数年ぶりの高値を更新している今だからこそ、片方で冷静な視点も持っておきたいものです。
筆者の見解はとんでもなく悲観的です。しかしその根拠や見立ては、半世紀以上の運用経験に基づくもので、説得力があります。
長期の資産形成のためには、大ダメージはなんとしても避けたいところ。いっときの儲けにぬか喜びせず、しっかり資産を築いていきたい人には必読の内容です!
(「はじめに」より)
金融緩和バブル、そう言っていい展開だが、もういつ大崩れをはじめてもいい。その先では、あらゆる金融商品で大暴落の連鎖は免れない。それは、経済合理性のしからしめるところである。
経済合理性が働く? そう、経済では勢いが強まって、ひとつの方向へ行き過ぎるのは、よくあること。
しかし、その間にも反動エネルギーは着々と蓄積されていっている。そして、どこかで力関係が拮抗し、逆に反動エネルギーが勝りだす。そこで勢いの方向が反転する。
それを、経済合理性が働いたという。ちょうど、ゴムが引き伸ばされるにつれて、縮もうとするエネルギーがどんどん蓄えられていくのと同じだ。そして、どこかで反転エネルギーが勝って、ゴムは一気に縮む。
ゴムが伸び切って、プチンと切れてしまったら、どうなるのか? それが、歴史に残る「なんとかショック」とされるバブル崩壊である。
構成数 | 1枚
01 不安定になってきた世界の金融マーケット
02 しぶとく土俵際で残してはいるが
03 世界の機関投資家が踊り続けている
04 フィデュシャリー・デューティー(受託者責任)は、口だけか
05 いつ、機関投資家は売るのか?
06 機関投資家が、暴落相場をリードする
第2章 ひずみが次々に顕在化する世界経済
07 40数年ぶりのインフレは根が深い
08 インフレの火は燃えだしていた
09 世界経済はズタズタに
10 スタグフレーションからディスインフレへ
11 経済グローバル化の功罪
12 貧困化が、インフレや地政学リスクに
13 各国が、自国第一主義に走りだした
14 インフレには、2種類ある
15 サプライチェーンの分断
16 さまざまなひずみがインフレをもたらした
第3章 金融緩和の果てに
17 マネーを供給すれば、経済はどんどん活発化する?
18 政治家も大歓迎のマネタリズム
19 年金マネーは一方的な買い主体できたが
20 下値のメドがたたない暴落となろう
21 どれもこれも、とんでもなく売られるぞ
22 巨額の富が蒸発する
23 金融機関はダブルパンチを食らう
24 資産デフレの恐ろしさ
25 すさまじい信用収縮
第4章 どこから崩れだしてもおかしくない
26 世界のマーケットは、ドミノ現象で崩れ落ちていく
27 バブルの後始末に追われて、失われた30年
28 日銀の財務は異常に膨張してきた
29 株式ETFの保有など愚策の最たるもの
30 世界の債務残高も大きく膨れ上がっている
31 ノンバンクの過剰なリスクテイク
32 ノンバンクが世界の火薬庫に
33 世界の企業債務も増え続けてきた
34 個人の住宅ローン破産にも要警戒
35 中国も不安材料に
36 想像を絶する資産デフレがやって来る
37 ひどい下げは、もはや不可避だ
38 まだ間に合えば…
39 売ったお金は、どこに置いておくか
40 ペイオフ制度があるから安心?
41 地味だが安全なお金の置き場所
42 他に安全な投資先はないのか?
43 暴落後の運用をどうするか
44 インデックス運用は冬の時代に
45 アクティブ運用の大復活
46 大バーゲンハンティングに打って出よう
47 新NISAも苦難のスタートになろう
第6章 機関投資家運用の落とし穴
48 まともな長期投資家がいない現実
49 資産運用マシーン化する世界の機関投資家
50 おかげで経済や社会に大きなひずみが
51 サラリーマン根性まる出しの「代理人運用」の限界
52 投資本来のあるべき姿と乖離する現実
53 所有と経営の分離とはいうものの
54 巨大な運用マネーのリスク管理
55 リスクコントロールしているから大丈夫?
56 カウンターパーティ・リスク
第7章 これが本物の長期の資産形成だ
57 資産を保全しつつ殖やしていく
58 大きな下げを食らえば、元も子もない
59 投資運用における虚と実
60 買って売るのリズムを大事にする
61 お金持ちの運用に学ぼう 268
62 投資運用のエッセンスは全部入っている
第8章 金融のプロは、資産運用がわかっていない
63 やたら新NISAで沸いているが
64 これから先、長いお付き合いができるのか?
65 投資運用が存在しなかった日本
66 金融ビジネスとは時間軸が違う
67 大量設定、大量解約、野たれ死にの山
68 機関投資家は何をしているのか? 303
69 一体なんのため、誰のための資産運用ビジネスか
70 投資家は営業トークにだまされるな
71 長期の実績をしっかり見極めろ
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