Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)通算6作目となる待望のニュー・アルバム『Everything I Thought It Was』
これまで全世界で通算5,400万枚以上のアルバムと6,300万枚以上のシングル・セールスを誇るスーパースター=Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)の、6年ぶり通算6作目となる待望のニュー・アルバム『Everything I Thought It Was』。
アルバムに先がけてリリースされたシングル「Selfish」は、シンプルなメロディー・ラインと、"スーパースター"を象徴するソウルフルなボーカルが創り出すエモーショナルなサウンドが印象的な楽曲。制作にはジャスティン本人はもちろん、ルイス・ベル(テイラー・スウィフト、ポスト・マローン)、サーカット(マルーン5、ザ・ウィークエンド)やセロン・トーマスなど、豪華プロデュース陣も参加。またシングル・リリースにあわせ、「Selfish」のミュージック・ビデオも公開。スーパースターという側面ではなく、カメラやステージの裏側で垣間見える"素"のジャスティンの姿を描いた同作は、これまでにSZAやティナーシェなどのビデオ作品も手掛けてきたブラッドリー・J・カルダーが監督を務めている。
シングル・リリースに先駆け、先日自身の地元であるアメリカ・テネシー州のメンフィスで一夜限りのライヴを披露しファンを魅了したジャスティン。常に世界からアツい視線が注がれ続ける中リリースされる待望のニュー・アルバム『Everything I Thought It Was』は必聴だ。
発売・販売元 提供資料(2024/01/26)
インシンクの再結集も記憶に新しいなか、実に6年ぶりのアルバムがリリース。ティンバランド&デンジャと組んだ楽曲では『FutureSex/LoveSounds』期のスタイルを思い出させる部分もありつつ、エンジェル・ロペス&フェデリコ・ヴィンドヴァーやルイス・ベル&サーカットによる軽快なダンス・トラックも粒揃いだ。他にもデヴィッド・ボウイ使いのファンクやファイアボールDMLを交えたアマピアノの"Liar"など楽曲のスタイルは想像以上に多彩で、この並びで聴くとやや地味に思えた先行シングル"Selfish"もしみじみメロディアスに響いてくる。加えてインシンクの新曲でダメ押しする特盛な内容が実に楽しい。
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)