NY発 オペラティック・ブラックメタルを標榜するFOLTERKAMMER(フォルターカマー)の2nd アルバム『Weibermacht』
ドイツ語で"拷問部屋"と訳されるFOLTERKAMMER(フォルターカマー)のサウンドは、歪な美と醜悪さ、さらに残虐性が融合した唯一無二のものだ。ブラックメタルを基調としつつもバロック、オペラ、ジャズ、クラシックの要素が混ざり合い、現代音楽を再定義する魅惑的で未知の"オペラティック・ブラックメタル"である。
米国ニューヨーク出身のFOLTERKAMMERは、2020年のデビュー作『Die Lederpredigt』からアヴァンギャルドかつ、多様性のある世界観を開花させ、注目を浴びることとなった。2作目となる今作『Weibermacht』でも、魅惑的でありながら不穏な雰囲気を放つ楽曲と共に苦痛と快楽が混然一体となり、BDSMの深みへと我々は飲み込まれていく。
5歳からクラシックピアノとギターのレッスンを受け、オペラで培った4オクターブの音域を持つAndromeda Anarchiaは、表現力豊かなドラマティック・コロラトゥーラ・ソプラノでオクターブを巧みに操り、人間離れした叫び、野蛮な唸り声を織り交ぜた歌声によって"女神、愛人、支配者"を完璧に演じている。ドイツ語で歌われているのも興味深い。
また、今作のテーマも異彩を放つ。芸術の世界では、賢く、美しく、力強い男性が、愛の愚かさに誘惑され、いとも簡単に自制心や美徳、支配力、あるいは命さえも失ってしまう。今作のタイトルの『Weibermacht』には芸術や文化史をモチーフにした"女性の力"という意味があり、男性に対する女性の愛の勝利を表しているのだ。
IMPERIAL TRIUMPHANTのヴォーカル/ギター担当でもあるZachary Ezrinがプロデュースを手掛けている。さらにマスタリングは、DREAM THEATERとコラボレート経験のあるFred Kevorkianが手掛けた。また、アートワークは、Eliran Kantor(HEAVEN SHALL BURN、HELLOWEEN、TESTAMENT、SOULFLY)が担当している。
発売・販売元 提供資料(2024/03/22)