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| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2024年03月15日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | NIFC |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | NIFCCD151 |
| SKU | 5906395034376 |
構成数 : 1枚
【曲目】
フォーレ:レクイエム ニ短調 Op.48(1893年版)
ブラームス:埋葬の歌 Op.13
【演奏】
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
シャンゼリゼ管弦楽団
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
クレシミール・ストラジャナツ(バリトン)
【録音】
ライヴ:2021年8月31日、ポーランド国立歌劇場モニューシュコ・オーディトリウム(ワルシャワ、ポーランド)

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まず冒頭を聴き始める。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントの合唱の音程(ピッチ)が物凄く良くてそれだけでも気持ちがよくて圧倒される。 聴き進むにつれて録音の良さに気付く。ライブ録音とあるが演奏が終わって拍手が始まるまでそのことを忘れていたほどだ。聴衆ノイズは全くなく、適度なホール残響を伴いながらオーケストラも合唱もきわめて分離が良い。解説書に載っている演奏風景の写真の通りの自然な定位で、まるで会場で生で聴いているようだ。昔の録音を多く聴いているせいか最新録音の優秀さを実感する。それにしても優秀録音であることは間違いない。
美しい音楽がずっと続くが、一番心に残ったのはドロテー・ミールズの歌う「ピエ・イエズ」のソプラノ・ソロだ。夢見るように美しい。デービス=シュターツカペレ・ドレスデン盤のルチア・ポップの名唱に並ぶ。解説書にバッハ・コレギウム・ジャパンと共演とかサントリー財団サマーフェスティバルに出演とあるので、日本で実演を聴かれた方もあるかもしれないが、地方に住む私は名前を聞くのも初めてだったが、心に染み入る名歌唱だ。ライナーノーツに載っている写真を見るとなかなかの美人だ(音楽には関係ない(笑))。バリトンも悪くない。
ヘレヴェッヘも曲が高調してきてもトロンボーンなどの金管楽器をあまり強奏させることなく穏やかで終始美しい音楽作りで嬉しい。
少し違和感があるとすれば、最後の「楽園にて」のオルガン(解説写真を見るとポジティブ・オルガンを使用している)のアルペジオの音がなんか子供のおもちゃの水笛のような変わった音だというくらいだが、これはヘレヴェッヘの意図なのか? こんなに耳の良い人で古楽の大家だ。意図したものだろうね。
ともあれ素晴らしい演奏・録音です。皆さんに強くお薦めします!