Jozef Skrzek(b/key/vo)、Apostolis Anthimos(g)、Jerzy Piotrowski(drs/perc)により'71年結成、解散/活動停止を挟みつつ現在も活動を続けるポーランドのプログレッシヴ・ロックシーンを代表する名バンド、'18年にLPフォーマット限定でポーランド:GAD Recordsよりリリースされていた、バンド初期となる'75/'76年のスタジオライブ/セッション音源を収録した発掘ライブ盤が'24年CD再発!
本作には短編ニュース映画のサウンドトラック用として'76年1月に収録された"Marsz galernikow"Pater"Przebudzenie"の3曲と、ラジオ放送用として'75年5月に収録された"Na ten czas"の計4曲のスタジオライブ音源を収録。元々この音源は、'06年にMetal Mind Productionsから発売されたコンピレーション・ボックス『LOST TAPES VOL.2』の中の一部として収録されていたもので、ボックスが廃盤となった現在では貴重な音源となっております。
その内容は、表題曲を筆頭としてSBBの長い歴史の中でも他に例を見ない程クラウトロックに接近したといえる、キーボードを中心にエフェクト/サウンド・コラージュを駆使して奏でられる陰鬱でドロドロとした即興と、後先見ず反復フレーズ突っ走るリズム隊が先導しながらクレッシェンド的に盛り上がる攻撃的なアンサンブルがクロスオーバーした演奏が特徴的。特にSBBの持ち味の一つであるシンフォニック色/ポップスセンスを尽く排したヘヴィかつ過激なバンドサウンドで覆われた20分超の組曲"Na ten czas"はクリムゾンやR.I.O.フリークにもアピールする強力な楽曲。他の音源では余り窺えない、SBBの底知れない創造力と狂気的ですらある演奏の両方が一遍に味わえる作品です!
ボーナストラックとして、同じく'76年1月のスタジオセッション音源より"Kolyska"Wzlot"Bosa stopa"Slodkie jak miod"Karnawal w Rio"Bez dogrywek"Na czarno"Slodkie jak miod"の8曲を収録("Na czarno"は'14年リリースコンピ盤『SONDA 2. MUZYKA Z PROGRAMU TELEWIZYJNEGO』、その他7曲は同じく『LOST TAPES VOL.2』に既収)、マスターはオリジナル・マスターテープを基にしたリマスタリング音源を使用。
発売・販売元 提供資料(2024/01/25)