70年代後期ソウル・ミュージックを現在に繋ぐ
現代ジャズをリードするヴォーカリスト、その優しくメロウな作品がソウル・ファンからも絶大な支持を受けるホセ・ジェイムズの4年ぶりの新作。ジャズという枠を超え、よりポップな方向性を見せた前作の流れは継続。本人曰く、マーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンへのトリビュートとなっているという内容は70年代後期のソウル・ミュージックと現代に繋げる深みある重要な作品となっている。
タワーレコード(2024/04/26)
現代ジャズ・シーンの最先端を走るヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。自身のレーベル<レインボー・ブロンド>からリリースする、4年ぶりのオリジナル・アルバム。ビル・ウィザースへのトリビュート作『リーン・オン・ミー』(2018年)を制作したことで、人々に自分なりの喜びを与えられるような曲を書いてみたくなったというホセ。そこから本作用の曲を書き始め、5年かけて完成させた渾身の作品。先行シングルの「サタデイ・ナイト(ニード・ユー・ナウ)」は、70年代後半のディスコとR&Bを2020年代のPOPとフュージョンさせたナンバーで、ホセの音楽的ヒーローであるマーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンへのトリビュートとなっています。 (C)RS
JMD(2024/01/23)
現代ジャズ・シーンの最先端を走るヴォーカリスト、ホセ・ジェイムズ。
自身のレーベル「レインボー・ブロンド」からリリースする、4年ぶりのオリジナル・アルバム。
ビル・ウィザースへのトリビュート作『リーン・オン・ミー』(2018年)を制作したことで、人々に自分なりの喜びを与えられるような曲を書いてみたくなったというホセ。そこから本作用の曲を書き始め、5年かけて完成させた渾身の作品。
自身の生誕年である「1978」をタイトルに冠し、マーヴィン・ゲイ、プリンス、スティーヴィー・ワンダーといった70年代後期のソウル・ミュージックを、ホセなりの現代的解釈で表現しています。
ホセのレコーディングやツアーでお馴染みの強力なバンド・メンバーに加え、ブラジルの新星シェニア・フランサや、コンゴ系ベルギー人のラッパー/映画監督バロジをフィーチャー。
先行シングルの「サタデイ・ナイト(ニード・ユー・ナウ)」は、70年代後半のディスコとR&Bを2020年代のPOPとフュージョンさせたナンバーで、ホセの音楽的ヒーローであるマーヴィン・ゲイ、クインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソンへのトリビュートとなっています。
〈パーソネル〉ホセ・ジェイムズ(vo) チャド・セルフ(synth, key, p, org) マーカス・マチャド(g) デヴィッド・ギンヤード(b) ジャリス・ヨークリー(ds) 他
★ニューヨーク、ドリームランド・スタジオで録音
発売・販売元 提供資料(2024/01/19)
自身の生まれ年を表題に掲げた4年ぶりのオリジナル・アルバムは、ニュー・ソウル的な色合いの濃い"Let's Get It"で幕開け。これを筆頭に、今回の彼はソウルやファンクの血脈を丹念に辿りながら、自分の本質と向き合う試みを実践している。リラクシンなジャズ・フィールを醸したかと思えば、『Off The Wall』期のマイケル・ジャクソンを連想させる"Saturday Night(Need You Now)"が顔を出したり、一貫したムードを保ちつつも起伏のある展開を構築しているあたりも秀逸だ。シェニア・フランサの注入したアフロ・ブラジル要素が曲全体にタイムレスな響きを与えている"Place Of Worship"が白眉。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)