2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフ。2023年秋の来日ツアーではドヴォルザークを演奏し、大いに盛り上がりました。<PENTATONE>レーベルからマーラーの交響曲全曲録音がリリースされていますが、当アルバムは2024年に生誕200年、歿後140年を迎えたスメタナの『わが祖国』です。チェコ共和国激動の政治史の象徴であり、ボヘミアの風景、歴史、伝説をテーマにした 『わが祖国』 は、有名な「モルダウ」を含む全6曲からなる連作交響詩。あまりに美しいスメタナの最高傑作をビシュコフ率いるチェコ・フィルの熱演でお楽しみください。 (C)RS
JMD(2024/01/17)
スメタナ生誕200周年に決定盤の登場!
ビシュコフ率いるチェコ・フィルが『わが祖国』を録音!
2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督を務めるセミヨン・ビシュコフ。2023年秋の来日ツアーではドヴォルザークを演奏し、大いに盛り上がりました。PENTATONEレーベルからマーラーの交響曲全曲録音がリリースされていますが、当アルバムは今年(2024年)に生誕200年、歿後140年を迎えたスメタナの『わが祖国』です。チェコ共和国激動の政治史の象徴であり、ボヘミアの風景、歴史、伝説をテーマにした『わが祖国』は、有名な「モルダウ」を含む全6曲からなる連作交響詩。あまりに美しいスメタナの最高傑作をビシュコフ率いるチェコ・フィルの熱演でお楽しみください。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2024/01/11)
「高い城」冒頭、美しいハープ重奏が噛んで含めるようにゆっくりと語り出す。ニュアンスが込められ表情豊かに紡がれる一音一音をチェコ・フィルから引き出すビシュコフの真摯な筆致は、極めて入念で意志的だ。チェコ・フィルの反応が実に鋭敏で、スメタナ生誕100年に送り出す故国不朽の銘品に対する深い敬意と愛情が音楽に溢れ出ている。そこには時代や状況に対する音楽家たちの情感が否応なくにじみ、時には運命的に歴史と切り結ぶために掲げられてきたこの大作にとって不可分のアティテュードであることがおのずと示される。スメタナ生誕100年、もっと言えば同時代に刻まれた「わが祖国」として、深く耳を傾けたい。
intoxicate (C)森山慶方
タワーレコード(vol.169(2024年4月20日発行号)掲載)