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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2024年01月16日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784065338230 |
| ページ数 | 368 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
目次
当社のチャラ男――岡野繁夫(32歳)による
我が社のチャラ男――池田かな子(24歳)による
弊社のチャラ男――樋口裕紀(24歳)による
社外のチャラ男――一色素子(33歳)による
地獄のチャラ男――森邦敏(41歳)による
愛すべきラクダちゃんたちへの福音――三芳道造(44歳)による
私はシカ男――穂積典明(69歳)による
各社のチャラ男――佐久間和子(48歳)による
チャラ男のオモチャ――山田秀樹(55歳)による
チャラ男における不連続性――伊藤雪菜(29歳)による
チャラ男の前釜――磯崎公成(58歳)による
イケメンの軸――池田治美(50歳)による
御社のくさたお――葛城洋平(36歳)による
酢と油、祝いと呪い――岡野繁夫(33歳)による
ゴールズワージー、それがどうした――伊藤雪菜(30歳)による
その後のチャラ男
解説 木内 昇
コロナ禍直前の2020年初頭に刊行され、各紙誌書評で絶賛された著者の"会社員"小説史上最高傑作ともいえる『御社のチャラ男』が、ついに文庫化!
いませんか?
こんなひと。
どこにでもいる、軽くて世渡り上手なチャラ男。
わかっていますか、本当の彼のこと。
組織に属する「私たち」の実態にせまる"会社員"小説の傑作!
ジョルジュ食品はオイル、ビネガーなどの商品を扱う地方の小さな会社だ。
社長のコネでやってきた三芳部長は、社内でひそかにチャラ男と呼ばれている。
自分には自分がないと悟る三芳と、彼のまわりの人々が彼を語ることで見えてくる、この社会に生きる私たちの現実。
すべての働くひとに贈る傑作"会社員"小説。
「どこか滑稽な書名に騙されてはいけない。ここに描かれるのは、組織なるものの実態であり、現代社会の問題や病理であり、働いて生きていくという営みの本質である。ジョルジュ食品という、地方の小さな会社を舞台にして。よりによって、チャラ男を軸に据えて。(略)頁を閉じたとき、きっと誰もが、濃密な塊を受け取ることになる。言葉で容易に説明できないその塊は、読者個々の体内を長い時間掛けてさまよう。本作で得たものと、私たちは共に生きていく」(木内昇「解説」より)

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