≪東芝EMI≫の隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズの第三弾。本作は、ギターを抱えた渡り鳥、湯川潮音のメジャー第1弾アルバム。ハナレグミの永積タカシ提供「緑のアーチ」、くるりの岸田繁提供「裸の王様」、スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハのプロデュースによる「蝋燭を灯して」を含む、全10曲収録。プロデュースはハナレグミ等を担当したワールド・スタンダードの鈴木惣一朗。ミックスはフィッシュマンズ、バッファロードーターを担当したZAK。 (C)RS
JMD(2024/08/16)
<《東芝EMI》の隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズの第三弾。今回は2000年代以降にリリースされたタイトルをリリース!>
ギターを抱えた渡り鳥、湯川潮音のメジャー第1弾アルバム。ハナレグミの永積タカシ提供「緑のアーチ」、くるりの岸田繁提供「裸の王様」、スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハのプロデュースによる「蝋燭を灯して」を含む、全10曲収録。
プロデュースはハナレグミ等を担当したワールド・スタンダードの鈴木惣一朗。ミックスはフィッシュマンズ、バッファロードーターを担当したZAK。
「良質なシンガーソングライター」なんていうと陳腐過ぎる表現かもしれないが、女性特有のある種の「残酷さ」「胆の据わった目線」を感じさせる歌詞にドキリとさせられ、最大の魅力であるその「声」にやられてしまうこと請合い。
彼女の美しいソプラノ・ヴォイスを生かした温かみのある楽曲が満載。少女時代には東京少年少女合唱団でソプラノパートを担当しつつ、その後ポップスフィールドへとシフトしていった彼女。その声は儚くひたすら美しいが、随所で「棘」が顔を出す。それは歌詞も同じ。ほんわかした容姿に鷹をくくっていると、騙されますぜ・・・
トラッドな楽器によりシンプルに紡がれるサウンドは、まさに英国フォークの世界観。
(オリジナル発売:2006年1月25日)
発売・販売元 提供資料(2024/01/10)