≪東芝EMI≫の隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズの第三弾。ヨーロッパを中心に活動するエレクトロニカのヒーリング系ミュージシャン、半野喜弘のアルバム。ハナレグミ(SUPER BUTTER DOG)、中納良恵(EGO-WRAPPIN')、細野晴臣、坂本美雨、原田郁子(クラムボン)他が、ヴォーカルとして参加。全曲が半野の作詞、作曲、編曲。ヴォーカリストたちの伸びやかさはそれぞれのリーダーアルバム以上だ。とくにハナレグミの「夢の匂い」、原田郁子の「青い月」はこの二人の新しい可能性を感じさせるほどの仕上がり。エゴラッピンの中納良恵も、エゴラッピン以上に艶っぽい。おそらく半野もヴォーカリストたちも自ら驚いているんじゃないだろうか。"Lido"の緻密だからこその音楽マシーンぶりとは異なり、それぞれにライヴな歌世界が現れる。 (C)RS
JMD(2024/01/12)
<《東芝EMI》の隠れた名盤をアナログレコードで振り返るシリーズの第三弾。今回は2000年代以降にリリースされたタイトルをリリース!>
ヨーロッパを中心に活動するエレクトロニカのヒーリング系ミュージシャン、半野喜弘のアルバム。ハナレグミ(SUPER BUTTER DOG)、中納良恵(EGO-WRAPPIN')、細野晴臣、坂本美雨、原田郁子(クラムボン)他が、ヴォーカルとして参加。
全曲が半野の作詞、作曲、編曲。ヴォーカリストたちの伸びやかさはそれぞれのリーダーアルバム以上だ。とくにハナレグミの「夢の匂い」、原田郁子の「青い月」はこの二人の新しい可能性を感じさせるほどの仕上がり。エゴラッピンの中納良恵も、エゴラッピン以上に艶っぽい。おそらく半野もヴォーカリストたちも自ら驚いているんじゃないだろうか。"Lido"の緻密だからこその音楽マシーンぶりとは異なり、それぞれにライヴな歌世界が現れる。
(オリジナル発売:2005年5月25日)
発売・販売元 提供資料(2024/01/10)
半野喜弘がJ-Pop界のシンガーを集めてポップスをやる。アナタが本作にまつわるこんな一次情報に不安を覚えたなら、御心配なく。これは半野音楽史に残る歌モノ大傑作かも! 甘美な弦楽とピアノのバッキングに誘われて、原田郁子、細野晴臣、中納良恵が歌う。そこにはR&Bの湿り気やサントラの物語性もあって、両者にまったく齟齬がない。ハーバートとASA-CHANGの間に並べたい、そんなポップスの〈喜〉。
bounce (C)リョウ 原田
タワーレコード(2005年06月号掲載 (P110))