録音から60有余年。今や世界を虜にする名作が、圧倒的サウンドのモノラル盤で蘇る。
類稀なる音楽性と存在感で日本のジャズ史においてひと際強い光を放つドラマー、白木秀雄。その代表作のひとつが1961年録音の本作『祭の幻想』だ。日本的旋律を、琴を起用した独特の編曲でクール極まりないモード・ジャズに仕立てた奇跡の名曲/名演「祭の幻想」を筆頭に、スリリングに駆け抜ける「Just One Or Eight」や、炸裂するドラム・ソロも圧巻の「Cherokee」など、エキサイティングな曲がずらりと並ぶ。松本英彦や世良譲ら、名手たちの演奏も最高だ。60有余年を経てなお斬新な音楽性と、そこから立ち昇る熱狂。今や世界を虜にする名作となった本作。この度は初となるモノラル盤でのアナログ再発を実現。日本のジャズ史における金字塔を、圧倒的なサウンドで楽しんでいただきたい。
text by 尾川雄介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)
発売・販売元 提供資料(2023/12/27)
稀代の天才ドラマー、白木秀雄。近年再評価著しい彼の作品が61年の『祭りの幻想』だ。そこに記録されたホットかつテクニカルなプレイを聴けば、彼はマジで〈嵐を呼ぶ男〉だった、と誰もが納得するはず。また、加山雄三メロディーをブルージー&ファンキーに料理した作品も2in1で同時にリイシュー。彼のクインテットにいた日野皓正、大野雄二の溌剌さも光るこの盤、随所に昭和の匂いが漂ってくる歌謡曲meetsジャズの逸品だ。
bounce (C)桑原 シロー
タワーレコード(2006年01,02月号掲載 (P103))