フランス人サックス奏者マチュー・ボルドゥナーヴのECMリーダー・デビュー作『La traversee』に続く4年ぶりの第2作目。
前作に引き続き、ドイツ人ピアニストのフロリアン・ウェーバーとフランス人ベーシストのパトリス・モレのトリオに加え、ドラマーのジェイムズ・マドレンのユニークな感性で拡張したカルテット作品。
ドラマー、マドレンの絶え間ない鼓動がグループに巧みな対位法を加え、独特なサウンドを展開。
ソウルフルかつ角ばった表現によるジョン・コルトレーンの「コンパッション」のほか、カルテットはチェンバー・ジャズのダイナミクスとポスト・スイングのデザインの間のギャップを埋める8曲のオリジナル曲を収録。
ウェーバーとボルドゥナーヴの楽器に対する斜めのアプローチ (ボルドゥナーヴはテナー・サックスとソプラノ・サックス両方を演奏)がシームレスに融合し、高度にインタラクティブなリズムセクション上で予期せぬラインを紡ぐ快作。2022年にペルヌ・レ・フォンテーヌで録音、マンフレッド・アイヒャーのよるプロデュース。
〈パーソネル〉 Matthieu Bordenave(ts,ss) Florian Weber(p) Patrice Moret(double-b) James Maddren(ds)
発売・販売元 提供資料(2023/12/27)