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在庫あり| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2024年02月09日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Harmonia Mundi |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | HMM902373 |
| SKU | 3149020949252 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 02:27:51
【曲目】
[CD1]
・ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):アリア「私の目は眠る (Occhi miei si dormire)」
~オペラ≪世界の分裂(分割) La divisione del mondo ≫[世界初録音]
ヴィヴァルディ(1678-1741):
・シンフォニア ロ短調 RV 168(抜粋)
・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV 813
・アダージョ ホ長調~ヴァイオリン協奏曲 RV 768より[世界初録音]
・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 536
・ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV 256「隠れ里」
・チャッコーナ 変ロ長調(未完)~ヴァイオリン協奏曲 RV 370より[世界初録音](O,フレによる再構成版)
・ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV 315「夏」(ジェノヴァ版)[世界初録音]
・ファンタジア~アンナ・マリアに捧ぐ~ヴァイオリン協奏曲 イ長調 RV 349より
・ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 267a「アンナ・マリアに捧ぐ」(第2楽章 アンダンテはヒストリカル楽器による初録音)
・フォルラーナに基づくディミヌーション(縮小)~ファゴット協奏曲 RV 478 ホ長調(O.フレによるディミューション)
・ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 171「S.M.C.Cのために(カール6世(神聖ローマ皇帝)のために)」
・レチタティーヴォ~ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV212より(世界初録音)
[CD2]
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 278
・レグレンツィ:アリア「Lumi potete piangere」~オペラ≪世界の分裂(分割) La divisione del mondo ≫より
ヴィヴァルディ:
・ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 RV 37a(2022再発見されたもの)[ 世界初録音]
(第3,4楽章のバス・パートはO.フレによる再構成版)
・ファンファーラ ヘ長調~2つのホルンのための RV 539(O.フレ編曲)
・海の嵐(ヘ長調)~オペラ「忠実なニンファ」RV 714より
・シンフォニア・アル・バッロ(ヘ長調)~オペラ「テンペのドリッラ」RV 709より
・ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV 250~世界初録音
・ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ(1656-1705):鐘の模倣~ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調より
ヴィヴァルディ:
・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV 237「ピゼンデルに捧ぐ」
・ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV 252
・ファンファーレ~ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738)に基づく
・ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV 569
・アリア ソプラノのためのカンタータ「美しい夜明けは深紅に天にむかって Sorge vermiglia in ciel」RV 667より(イ短調)
・チャッコーナ 変ロ長調~ヴァイオリン協奏曲(2 つのアンサンブルとヴァイオリンのための) RV 583より(変ロ長調)
【演奏】
ル・コンソール
テオティム・ラングロワ・ド・スワルテ
【録音】
2023年5,7月、ポワティエ劇場オーディトリウム(フランス)
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ブックレットの解説も非常に有用。
夫と過ごすと、離れた時にヴィヴァルディを聞きたくなることが多い。
8月の夏季休暇を終えて、オリンピア―ドを聴く。音楽のない時に、脳裡にヴェストホフ〈鐘の模倣〉が何回も流れる。何故かわからなかった。翌々日にA.シャルヴェのプロフィールを検索にかけると、目に飛び込んで来たのが、このアルバムの紹介にある、ピゼンデルが演奏したであろうヴェストホフ〈鐘の模倣〉。
何か縁を感じて、殆んど躊躇わずに購入。
私は、イタリア・バロックの弦楽器音楽、フランスバロックのクラヴサン音楽が好き。こう言う趣味嗜好は理屈ではないので、イタリア人の弦楽演奏を聴くと、心身の奥底から活性化する。そのため、本アルバムはリリ―ス頃から目にしていたが、食指が動かなかったのである。
何事も機縁というものがあると、感じている。出会いのままに感性や感覚で聴き、ようやく企画意図を解して選んだ。
言語学者の亡実父が痛嘆したように、独学というのは恐ろしく時間がかかる。しかも、勉強というより、好きで聴いてしまうため、通史として体系的理解が今一つだったのである。教育力にも優れたアルバム。
ジャケットデザインは、レ―ベル側の方針もあると思うが、出来れば、企画意図や録音作品の理解を助けるような絵画作品などが、聴き手としては嬉しい。キリスト教文化圏外の日本では、常設展では極稀少、巡回展や収蔵元からの出品でしか展観出来ない上、圧倒的に鑑賞可能点数に開きがあり、Webでも自分で探し出すのは実際には至難の技、偶々見つけたという確率でしか知り得ないため。
夫の生地は臨海都市。碧宇の下、何度も「Serenissima !」と口から出る程美しい空、宇宙に繋がっていると感じられる。
数あるヴィヴァルディ演奏の中で、劇場性よりも、物語性の含有を感じさせる。カデンツァへの構えが優れている。最終Tr. 〈チャッコ―ナ 変ロ長調RV 583より〉の美しい情感と情緒の喚起は素晴らしい。