UK発 気鋭のシンガー・ソングライター=Declan McKenna(デクラン・マッケンナ)の3rdアルバム『What Happened to the Beach?』(イエロー・ヴァイナル)
英国出身のシンガー・ソングライター、Declan McKenna(デクラン・マッケンナ)。2014年当時15歳だったデクランがセルフ・リリースしたシングル「ブラジル」は、瑞々しさも兼ね備えながら放つ圧倒的センスと、FIFA(国際サッカー連盟)の汚職と同年のサッカー・ワールドカップを批判した歌詞の内容がネットを中心に大きな話題に。
2017年、アルバム『ホワット・ドゥ・ユー・シンク・アバウト・ザ・カー?』で日本デビューを飾り、同年にサマーソニックへ初出演。年末には初単独公演を果たすなど日本での人気も高い。2020年に発売したアルバム2nd アルバム『ゼロス』はUKアルバム・チャート初登場2位を記録した。
約3年半ぶり3作目となるニュー・アルバム『What Happened to the Beach?』の発売に先駆けてリリースされたシングル「Nothing Works」についてデクランは、「この曲は枠に縛られることへのフラストレーションがきっかけで生まれた曲なんだ。自分自身に嘘なく充実でいることがどれだけハッピーなことか、それを表現したんだ」と語る。また新作アルバムについては「これまで自分自身にたくさんのプレッシャーをかけてしまっていたんだ。でもそういった重荷を下してただ楽しむことにフォーカスすることで生まれた作品だよ。」とコメントしており、新しいステージへと向かうデクランの新作に大きく期待が高まっている。
発売・販売元 提供資料(2023/12/15)
気鋭のUKシンガー・ソングライターによる3作目は、アーロ・パークスのデビュー作などを手掛けたジャンルカ・ブチェラッティが共作・プロデュース。軽妙なギター・ポップからオッドなシンセ曲まで遊び心が満載で、次に何が飛び出すのかわからない掴みどころのなさは、レッテルを貼られたくない彼らしさにも共通する。社会派メッセージはいったん封印され、全英3位をマーク。
bounce (C)村上ひさし
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)