1997年、日本ビクター創立70周年記念として究極のアナログ・レコーディングに挑んだ鬼太鼓座『富嶽百景・抄録 アナログマスター・ダイレクトカット(LP)』が180グラム重量盤LPとして発売。(LPレコード / 33 1/3回転 /180g重量盤 /stereo)
1970年代初頭に結成、新潟県佐渡島の伝統芸能を発展させ、和太鼓を中心とした演奏で世界的にも評価されてきた和太鼓集団、鬼太鼓座が奏でる音楽の魅力を最大限に捉えるために、考えうる限りの高音質を目指し、究極のアナログ・レコーディングを敢行して1977年に完成した名盤『富嶽百景』をオーディオ評論家、長岡鉄男氏が激賞し、オーディオファンの間でも長年親しまれてきた。
スーパーバイザーとしてオリジナルのミキサーでもあり、日本を代表する録音エンジニア高田英男氏(ミキサーズ・ラボ)、カッティング・エンジニアに北村勝敏(ミキサーズ・ラボ)らが参画し、オリジナルのアナログマスターテープに記録された音楽信号を余すことなくラッカー盤の音溝に刻み、作品の底知れぬ魅力を引き出すことに注力。これまでSACDなどあらゆるデジタル・メディアで発売されてきた作品が、初めてアナログマスターテープにまで遡り、高音質に拘り抜いて全工程をアナログ機器で製作した究極のレコード。
音質的に突出した6曲を厳選した上で、オリジナルの1/2インチ及び、音の超高解像度、低音の安定感・重量感が圧倒的な1インチ(2.54cm)(!!)のオリジナル・アナログマスターテープを万全な調整を施したスチューダーのアナログテープレコーダー複数台を切り替えながらプレイバックし、ノイマンのカッティングレースVMS-80を駆使し、アナログマスター・ダイレクトカッティングによるラッカー盤を制作。
日本最大の直径2.25m重さ3トンの大太鼓「大和」が炸裂する凄まじいまでの迫力。広いダイナミックレンジ。究極の美しいフォルテシモを引き立てる繊細なピアニシモ表現。音の出だしの力強さとキレの良さ、直接音と残響音源がクリアに録音された超リアルサウンド…などを最高の音質で追体験。鬼太鼓座が奏でる和楽器のサウンドの底知れぬ魅力を引き出し、圧倒的な情報量とエネルギーを余すことなくここに刻み込んだ。
(*お使いのカートリッジの適正針圧(取扱説明書参照)でのレコード再生をお勧めいたします。)
■仕様:LPレコード/ 33 1/3回転 /180g重量盤/ stereo
■スーパーバイザー:高田英男(ミキサーズ・ラボ)
■カッティング・エンジニア:北村勝敏(ミキサーズ・ラボ)
■テクニカル・エンジニア:菊地功(ミキサーズ・ラボ)、加藤拓也(ミキサーズ・ラボ)
■1インチ2トラック・アナログテープレコーダー・システム・エンジニア:大橋正路(日本総合制作)
■ライナーノーツ:小原由夫/ LPレコード製作リポート:高田英男(ミキサーズ・ラボ)
■限定生産
■制作・発売:株式会社JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
■企画・販売:株式会社ステレオサウンド
発売・販売元 提供資料(2023/12/22)