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サルと哲学者 哲学について進化学はどう答えるか

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フォーマット 書籍
発売日 2023年12月14日
国内/輸入 国内
出版社新潮社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784105073817
ページ数 224P
判型 B6

構成数 : 1枚

プロローグ
井戸の底のホモ・サピエンス/文字/自然哲学者/科学革命/理想主義 対 唯物論/ダーウィンの進化論/人間の起源

第一章 人生の意味とは?
ボタン学/人間のスーパーパワー/厄介なソクラテス/アリストテレスの"エウダイモニア"/キュニコス派とストア派の"アタラクシア"/エピクロス派とキュレネ派の"快楽"/天国/スピノザの"神あるいは自然"/ショーペンハウアーの"消失"/ニーチェの苦しみと勧め/記憶喪失の患者/進化の袋小路と人生の意味/電気ショック/退屈の意味/哲学者たちの退屈/カミュの不条理な英雄/人生の意味

第二章 人間の道徳はどこから生まれるのか
ラスコーリニコフの罪/天における道徳/徳倫理学/カントの合理性/帰結主義/贈り物そして知識としての道徳/アリストテレスの盗人/ヒュームの道徳感情/道徳的な子供たち/あわれみと正義/"自分たち対あいつら"/道徳哲学の新たな光/いちばん優しい人がいちばん多く子供をもった

第三章 自己とは何か
哀れなグレーゴル・ザムザ/デカルトが受けた啓示/魂と意識 /ロックの記憶/ヘーゲルの観察者/生物有機体/微生物界のロミオとジュリエット/コロニー/人間という有機体の定義/不死の細胞/パーフィットの転送装置/自己など存在しない

第四章 人間は形成可能なのか
フランケンシュタイン博士の思い上がり /プラトンの守護者/スパルタのアゴーゲー/ゴルトンの統計/優生学から生まれた犯罪/インテリジェント・デザイン/遺伝子のハサミ/子孫の生物学/進化を超える力/世界初の遺伝子組み換え人間/ホモ・スフィンクス

第五章 何が社会の興亡につながるのか
アースシード/マキャヴェッリのソーセージ工場/ホッブズの海の怪物/ルソーの高貴な野蛮人/モンテスキューの法/ローマ帝国の崩壊/古代後期小氷期/ペスト菌と黒死病/なぜスーパーマンは白人なのか/植物・動物・微生物/満足した老ボクサー/中世の小氷期/搾取と社会崩壊/何もかも変化する/新しい哲学者たち

謝辞 訳者あとがき 参考文献

  1. 1.[書籍]

自己とは何か。人生に意味はあるか。気鋭の微生物学者が挑む。

『変身』のグレーゴル・ザムザは虫になっても本人のままなのか。『罪と罰』のラスコーリニコフはなぜ老婆を殺して罪悪感を覚えたのか。自己同一性や道徳の起源など人類永遠のテーマについて著名な哲学者や思想家が答えを出してきた。それは現代自然科学からみたときどれくらい正しいのか。スウェーデンの新鋭が読み解く。

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