カナダはトロントのハードコア/ノイズロック・バンド、メッツ。ベン・グリーンバーグ(ユニフォーム)との共同プロダクションによる3年振り自身4枚目のアルバム『アトラス・ヴェンディング』、リリース。
「変化は避けられない。僕らの目標は流動的であり続け、自然に段階的な形で成長することだ。好きな音楽について考えすぎたり深く分析したりはしないよう常に警戒してきた。また、僕らを前進させることを達成するまでは満足をしてこなかった」とMETZの4枚目のフルレングス・アルバム『Atlas Vending』についてAlex Edkins(Vo/G)は語る。Edkins、Hayden Menzies(Dr)、Chris Slorach(B)の3人が作るMETZのサウンドは常にピン止めするのが難しいものであった。彼らの初期の作品にはThis Heatの劣悪な刺々しさやAmphetamine Reptileのノイジーなリフ等、90年代初期のDIYハードコアの活気に満ちたエネルギーがあったが、同時に、彼らのサウンドが自らのヒーローに対して敬意を払っているように聴こえることは決してなかった。トリオはより辛抱強く正直なレコードを作ることを目標に、『Atlas Vending』の制作へと入っていった。METZの特徴でもあるダイナミクス、曲がりくねったメロディ、汗ばんだリズム等の新しい領域に音を押し込め続けるだけではなく、特に若者の間では一時的に停止されてしまう成長と成熟というテーマを探った。『Atlas Vending』はBen Greenberg(Uniform)との共同制作で、Seth Manchester(Daughters、Lingua Ignota、The Body)がエンジニアリングとミキシングを担当。結果、バンドのキャリアの中でも最もダイナミック、次元や説得力を持った作品が完成した。
発売・販売元 提供資料(2023/12/13)
カナダはトロントのハードコア/ノイズロック・バンド、メッツ。ベン・グリーンバーグ(ユニフォーム)との共同プロダクションによる3年振り自身4枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2023/12/13)
このトロントの3人組の奏でる音楽が雑音だとは思わないが、彼らの音楽性が〈ノイズ・ロック〉と称されるのは真の意味でオルタナティヴなロックをヒリヒリとした緊迫感と共に鳴らしているからだ。同じ志を持つユニフォームのベン・グリーバーグとともに作り上げた4作目のアルバム。ジャンクなサウンドの中にキャッチーな魅力も閃かせながら、その思想はさらに先鋭化。ラストは7分強のリフの反復が聴く者を幻惑する。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.443(2020年10月25日発行号)掲載)