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構成数 : 1 合計収録時間 : 00:00:00
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さて、「音の始源を求めて 10 - 大石 満・鈴木浩一の仕事 "NEW WAVE"」は、1970年代の後半から80年代にかけて創作された作品から構成されている。NHK電子音楽スタジオにおけるこの時代のエンジニアとして大石 満氏と鈴木浩一氏の名前がクレジットされているが、収録の作品の芸術的完成度の高さを見るだけでも、両氏のエンジニアとしての創作のセンスと時代感覚の鋭さが伝わってくる。その功績や推して知るべしである。
ここに収録されている「《東京湾》 近藤譲(1987年)」「《オレンジ・マーマレード回路》 吉松隆(1984年)」「《コスモス200》 坪能克裕(1984年)」「《リヴァラン》 近藤譲(1977年)」は、クラシック音楽の創作として作曲者の音楽思想や個性が生々しく刻印され、成熟期に入った日本の電子音楽作品として十二分に「自立した価値」を有している作品であると感じた。このシリーズの初期に収録された作品群は、戦後間もない時代-電子音楽の黎明期-にあって、限られた条件の中で果敢にその芸術的可能性に挑戦する姿をまなまなしく伝えていたが、今回の「音の始源を求めて 10 - 大石 満・鈴木浩一の仕事 "NEW WAVE"」に収録された作品は、1970年の大阪万博を経て、成熟期を迎えた日本の電子音楽が自立した芸術的価値を持ち始めたことを生き生きと伝えている。作曲家の内奥から生み出され、音楽として自らの意志をもち、自身の命を呼吸し、深く生命が息づいている作品とでも言えばいいか。
しかし、これもまた黛敏郎・諸井誠・柴田南雄・高橋悠治・松下眞一らの先進的な実験精神があったればこそ!!