メタル界のバックストリート・ボーイズ=Blind Channel(ブラインド・チャンネル)の新作『EXIT EMOTIONS』(カラー・ヴァイナル)
フィンランドのリンキン・パーク、メタル界のバックストリート・ボーイズという異名を持つ、Blind Channel(ブラインド・チャンネル)のニュー・アルバム『EXIT EMOTIONS』。
アルバムからの最新シングル「DIE ANOTHER DAY」は、イギリスのシンガー・ソングライター RORY(ロリー)がヴォーカルで、アポカプリティカのペルットゥがチェロでゲスト参加した、感動のバラードだ。この曲について、ブラインド・チャンネルは「実存的な危機と、自分の人生に意味を見出そうとする葛藤について歌っている。世界はかなり暗い場所かもしれないが、とても美しい場所でもあり、それを音楽的に捉えたいと思った。ピアノとチェロを中心としたトラックで、友人であるアポカプリティカのペルットゥがチェロを演奏してくれた。これらの楽器は、僕らの音楽ではあまりメインになることはないんだ。この曲には、僕らの次のアルバムのために何曲か一緒に書いた、素晴らしい才能を持つロリーも参加している。"もう少し生きてみよう"という理由が必要なら、この曲がそれかもしれない」 と語っている。
また、このアルバムからのリード・シングル「DEADZONE」は、現在アメリカのビルボード・メインストリーム・ロック・チャートで35位にランクインしており、2024年春にはヨーロッパ30都市でヘッドライナーを務めるという、彼らのキャリアで最大規模のツアーを発表している。初来日公演も待たれるところだ。
発売・販売元 提供資料(2023/12/08)
〈フィンランドのリンキン・パーク〉と評される6人組の5作目は、エッジの効いたヘヴィネスと美しいメロディーの配合ぶりが絶妙で、ニューメタル好きならばマスト作と言いたい。フロム・アッシュズ・トゥ・ニューを迎えたラップ・メタル調の"Xoxo"、ローリーとのバラード"Die Another Day"といったゲスト参加曲も作品に豊かな広がりをもたらし、総じて良質な曲が並んでいる。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)