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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年12月08日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784040824826 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | 新書 |
構成数 : 1枚
(「プロローグ」より)
本書の目的は宇宙や天文、星と人間との関かかわりを解き明かすことを任務とした「陰陽師」にスポットをあてて、彼らの活動の変遷から、一般には知られていない「陰陽師」「陰陽道」の通史を描き出すことにある。
一般に「陰陽師」といえば、平安時代というイメージが強いが、じつは陰陽師たちは、「日本史」の各時代のなかで、大きな活躍を見せてくれるのだ。
したがって本書には、古代律令国家の成立を推し進め、「天文」に秀でた能力をもった天武天皇に始まり、平安時代の陰陽師・安倍晴明、あるいは「源平合戦」の時代に平家の運命を占って、「さすの神子(みこ) 」(予言者)と呼ばれた安倍泰親(やすちか)、室町将軍・足利義満に重用された
安倍有世(ありよ) 、戦国時代、京都で最初にキリスト教に入信した賀茂家の陰陽師、さらに織田信長や豊臣秀吉と陰陽師との関係、江戸時代の陰陽道宗家となる土御門泰福(つちみかどやすとみ)、また彼と深い関係をもつ幕府の天文学者・渋しぶ川かわ春はる海み 、あるいは西洋天文学と陰陽道との関係、さらに国学者の
本居宣長や平田篤胤と天文学……といった、歴史上の著名な人物たちも数多く登場してくる。
と同時に、彼ら有名人たちの知られざる一面が「星」との関係のなかから浮かび上がってくるだろう。陰陽師たちの活躍する歴史はまた、この「日本」をめぐる定型化した歴史認識をアップデートする、新しい視点をもたらしてくれよう。
現代にまで続く壮大な陰陽師の歴史をたどる

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