| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年11月29日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784101213675 |
| ページ数 | 272P |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
はじめに
第一章 「わかる」と「操る」
「わかる」と「操る」/物から記号へ/算用数字が広がる/図から式へ/0から4を引くと?/数直線の発見/「虚数」の登場/不可解の訪問
第二章 ユークリッド、デカルト、リーマン
I 演繹の形成
古代ギリシア数学の「原作」に迫る/演繹の代償
II 幾何学の解放
『原論』とイエズス会/デカルトの企図
III 概念の時代
直観に訴えない/リーマンの「多様体」/仮説の創造
第三章 数がつくった言語
『純粋理性批判』/なぜ「確実」な知識が「増える」のか?/フレーゲの人工言語/概念の形成/心から言語へ/緻密な誤謬/人工知能へ
第四章 計算する生命
純粋計算批判としての認知科学/フレーゲとウィトゲンシュタイン/「純粋な言語」の外へ/規則に従う/人工知能の身体/計算から生命へ/人工生命/耳の力学/go with the flow
終章 計算と生命の雑種ハイブリッド
拡張する現実/ハイパーオブジェクト/生命の自律性/未来へ
あとがき
文庫版あとがき
註・参考文献
解説 下西風澄
人工知能の時代に計算の歴史を遡り、いつしか生命の根源へと到達する画期的「計算」論。
「計算」は私たちの生活のそこかしこに現れる。では、指やペンを使う足し算や筆算と、膨大な電力を消費する巨大コンピュータによる計算は、何が異なるのだろうか。機械が人間の能力を遥かに超越し、日夜無言で計算し続けるいま、私たちには一体何が残されるのだろうか――。気鋭の独立研究者が数学史を遡り、いつしか生命の根源まで辿り着いた果てに提示する新たな地平。河合隼雄学芸賞受賞作。

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