NYはクイーンズが誇るモブ・ディープの片割れとしてケンドリック・ラマーら後進に大きな影響を与え、2017年に急逝したプロディジー。このたびリイシューされた本作は2007年のソロ2作目で、アルケミストが全曲をプロデュース(2曲はMUROと共同)したハードボイルドな佳作だ。冒頭から大ネタに驚きつつ、アルケミストがさらに人気を高める現在こそ改めて聴いておきたい。
bounce (C)轟ひろみ
vol.484(2024年3月25日発行号)掲載(2024/03/25)
2017年に他界したMobb Deepのラッパー、故ProdigyがThe Alchemistとのタッグで2007年にリリースした名盤の誉れ高きセカンド・ソロ『Return Of The Mac』!The Alchemistが全曲をプロデュースし、プロデューサーとしての評価を決定づけた最重要作品が世界初となるカセット化!
"Shook Ones (Part II)"や"Survival of the Fittest."、"Quiet Storm"、"Got It Twisted"などなど数々の名曲を世に送り出してきたニューヨークはクイーンズの伝説的なヒップホップ・ユニット、Mobb Deepのメンバーであり、2000年リリースの『H.N.I.C.』を筆頭にソロでも数多くの作品を残して後進のラッパーたちに多大な影響を与えながら2017年に急逝したラッパー、Prodigy。そのProdigyが当時プロデューサーとして頭角を現し始めていたThe Alchemistとのタッグで2007年にリリースしたセカンド・ソロ・アルバム『Return Of The Mac』が世界初となるカセット化!
The Alchemistが全面プロデュースを担当し(2曲がMuroとの共同プロデュース)、今現在高い人気を誇るThe Alchemistのプロダクション・スタイルのひとつでもあるソウル系サンプリングを大胆に使ったサウンドとハードボイルドなProdigyのラップ、コンセプチャルな内容で当時から人気を博し、プロデューサーとしての評価を決定づけた最重要作品!近年のThe Alchemist人気の高まりと並行してその人気/評価も高まっていき、今では名盤として広く認知されている00年代東海岸ヒップホップを代表するアルバム!
発売・販売元 提供資料(2023/12/25)
いままたクイーンズは燃えている! Gユニット加入でファンのドギモを抜いたモブ・ディープから、片割れのプロディジーがソロでの2作目を発表。自身のレーベル発ということもあってか、今作に賭ける本気っぷりは尋常じゃなく、エミネムの専属DJも務める盟友のアルケミストが全編を制作し、主役の迫力満点な語り口を引き立てる! プロモ・クリップが〈YouTube〉で20万回以上のアクセスを獲得した“Mac-10 Handle”も収録。
bounce (C)金 雄大
タワーレコード(2007年06月号掲載 (P76))