デビュー・アルバムが話題となったリバプールの4人組ロック・バンド、コーティング。ザ・クリブスとのコラボレーションにより制作されたセカンド・アルバムをローワー・サード(トゥー・ドア・シネマ・クラブ、マキシモ・パーク、サーカ・ウェーヴス)よりリリース。 (C)RS
JMD(2023/12/13)
デビュー・アルバムが話題となったリバプールの4人組ロック・バンド、コーティング。ザ・クリブスとのコラボレーションにより制作されたセカンド・アルバム『ニュー・ラスト・ネーム』をローワー・サード(トゥー・ドア・シネマ・クラブ、マキシモ・パーク、サーカ・ウェーヴス)よりリリース。
「Courtingは、私たちの奇妙な現実からの観察を、鮮明なストーリーテリングと野心的な曲構成に変換する。すべてはポップをさらに未来に押し進めるための努力だ」- Pitchfork
「カオスに向かってまっすぐ進め」- Dork(★★★★★)
「今年最も価値あるデビュー・アルバムのひとつ」- NME(4/5)
「次の大物になるだろう」- DIY
リバプールの4人組、Courtingが、Lower Third(Two Door Cinema Club、Maximo Park、Circa Waves)からリリースされる待望のニュー・アルバム『New Last Name』の詳細を発表した。バンドは、『New Last Name』のレコーディングで、インディ・ヒーローであるThe CribsのGary JarmanとRyan Jarmanとスタジオでコラボレート。あわせて、彼らはプロデュース業務でバンドに密接に協力した。『New Last Name』は、サウンド面だけでなく、テーマ面でも冒険的なアルバムで、タイトルが示すように、それは新しい始まりを暗示している。「これはアルバムの中の演劇だ。そこでは、沢山のことが起こっている。単純にアルバムとして楽しむこともできるが、登場人物、演技、舞台の演出などがある。リスナーは自分で物語を決められるけど、僕らはそこに没頭してほしいんだ」とフロントマンのSean Murphy O'Neillは説明する。「物語風の糸で結ばれているとはいえ、『New Last Name』は本当の演劇ではないことは認めよう。実際には、僕らの最も凝縮されたポップ・ソングと、最も奇妙な実験が並んだコレクションなんだ」とMurphy O'Neillは続けてアルバムについて語る。「僕らは彼らのデビューLP『Guitar Music』をとても気に入っていた。心得たタイトルとノイズでメロディーを妨害する覚悟を決めた自由さは、強く訴えかけてきた。そして、止まることない実験主義と幾重にも重なるカオスの下に、とても洗練された曲作りがあるのは明らかだった。だから僕らは、彼らが次のLPにどのようにアプローチするのか、とても楽しみにしていた。セカンド・アルバムのレコーディングは、アーティストのキャリアの中で最も重要な時だ。実力が熱意に追いつき、本当のマジックが起こる瞬間でもあれば、逆に、最初のインスピレーションの高まりに追いつくのに苦労する時期でもある(恐ろしい2枚目のスランプ)。僕らははデモを聴いてすぐに、Courtingが次のレベルにステップアップしていることを確信した」とThe CribsのGary JarmanはスタジオでのCourtingとのコラボについて語る。Courtingは、妥協も恐れもなく、この瞬間に立ち上がり、どの曲もヒット曲に聴こえる素晴らしいポップ・アルバムを作り上げた。
発売・販売元 提供資料(2023/11/20)
リヴァプールの4人組バンドによる2作目は、彼らのヒーローであるクリブスのゲイリー&ライアン・ジャーマン兄弟をプロデューサーとして招聘。デビュー作におけるポスト・パンクの感覚も纏いつつ、よりメロディアスでグルーヴのある、伝統的な英国ロック・サウンド満載の内容に仕上がっている。特にメロディーの良さは特筆すべきで、明らかな成長を感じ取れるはず。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.484(2024年3月25日発行号)掲載)