| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年11月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 彩図社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784801306936 |
| ページ数 | 239P |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
東京の路上で見たリアルな暮らし
話題のノンフィクションが待望の文庫化
私には、長年にわたり抱き続けている疑問がある。
――ホームレスは一体、どんな生活をしているのか?
非常に単純な疑問ではあるが、それは実際にホームレスにでもならない限り知りえないことだと思う。
テレビや雑誌、様々なメディアが報じるホームレスの情報にそれとなく触れてきたことで、私は彼らに対し、とにかく辛そう、暑そう、寒そう、飢え死にしそう、精神的に参りそう、といったイメージを抱いている。
何かの拍子で職を失い、食費が底をつき、家賃も払えなくなり、ホームレスになってしまうことが私は怖い。そして、いつかそんな日が来てしまうのではないかと恐れている。
しかしそれは、ホームレスの生活がどんなものなのかわからないが故ではないのか。実態もわからないものになるなんて、そんなもの怖いに決まっているのだ。
私は東京二十三区の各地で、東京五輪の開会式が行われた二〇二一年七月二十三日から九月二十三日までの約二カ月間をホームレスとして過ごした。
具体的な場所を挙げれば、「東京都庁下」「新宿駅西口地下」「上野駅前」「上野公園」「隅田川高架下」「荒川河川敷」の六つのエリアである。
そこで見た彼らの生活を、ありのままここに記す。
(はじめにより)

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