販売価格
販売中
お取り寄せお取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年11月14日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | みすず書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784622096603 |
| ページ数 | 216P |
| 判型 | B6 |
構成数 : 1枚
日記 1942年5月-8月4日
解説 ヤヌシュ・コルチャクの生涯と孤児院ドム・シェロトでの教育実践(大澤亜里)
解説 ワルシャワ・ゲットー(野村真理)
監訳者あとがき
「子どもの権利」を訴えた教育者、医師、作家であり、1912年から孤児院「ドム・シェロト」の院長として独創的な教育実践を次々に編み出したヤヌシュ・コルチャクは、ナチ・ドイツ占領下でもワルシャワ・ゲットーで孤児院の運営を続け、200名近くの子どもと共に日々を生きた。本書はその最後の三か月、1942年5月から8月4日に刻まれた日記である。
〈子どもたちはふらふらしている。正常なのは子どもたちの外見だけだ。その下には、疲労、嫌気、怒り、反抗、猜疑、恨み、恋しさが潜んでいる〉
〈生まれること、そして生きることを学ぶことは大変なことだ。わたしにはもっと簡単な問題、死ぬことが残されている(…)これが最後の一年か、ひと月か、あるいは一時間か? わたしは意識がしっかりした状態で死にたい。子どもたちにどのように別れを告げるべきかはわからない。言いたいことはこれだけだ、君たちには道を選択する自由がある、と〉
ゲットーの壁の内部に40万人ものユダヤ人が閉じ込められていた超過密社会の中で、飢餓や死への恐怖や多くのストレスを抱えながら、コルチャクは、自伝的回想や創作、日々の観察、心の動き、死についての考察などを試みる。それはおのずとコルチャクの思考の総決算になり、収容所体験とは違ったホロコースト文学にもなった。
最後となる日記を書き上げた翌1942年8月5日、ゲットー一掃作戦によって、コルチャクは子どもたち約200人らと施設から5キロほどの道のりを行進し、そこからトレブリンカ絶滅収容所行きの列車に乗り、そのまま帰らぬ人となった。

※ショッピングカートおよび注文内容の確認画面にてフラゲのお届けになるかご確認ください。
※各種前払い決済をご利用の場合、フラゲは保証しておりません。
※フラゲは配送日時指定なしでご注文いただいた場合に限ります。
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
