男女の混声ヴォーカルをフィーチャーしたカナダのオルタナティブ・ロック・バンド、MOTHER MOTHER(マザー・マザー)。
2020年頃からTikTokで注目を集め、ワーナー・レコーズからメジャー・デビューを果たした彼らが新たなアルバムを完成させた!インダストリアルなエッジが鋭く響く、時にヘヴィ、時にダークなロック・サウンドに、魔法のように複雑で軽やかな叙情性によって重いテーマにも不思議な浮遊感を作り出す彼らの音楽的美学が凝縮した最新作『GRIEF CHAPTER』発売!
アナログも同時発売!
男女の混声ヴォーカルをフィーチャーしたカナダのオルタナティブ・ロック・バンド、MOTHER MOTHER(マザー・マザー)。2000年代はじめに結成され、カナダのインディー・シーンを中心に活躍していた彼らは2020年頃からTikTokで「Hayloft」などが注目を集めストリーミング・ヒットに。そして2021年、ワーナー・レコーズからメジャー・デビューを果たした彼らは、メジャー・レーベル第2弾となるニュー・アルバムをリリースする。
彼らにとって通算9作目となるスタジオ・アルバム『GRIEF CHAPTER』。インダストリアルなエッジが鋭く響く、時にヘヴィ、時にダークなロック・サウンドに、RyanとMolly Guldemond、Jasmin Parkinによる男女ヴォーカルが組み合わさったMOTHER MOTHERが作り出す音世界。アルバム全編に流れるテーマは生と死や嘆き、そして必然を受け入れることによって生まれる自由――いずれも一見かなり重そうなテーマではあるが、それを彼らは、魔法のように複雑で軽やかな叙情性によって不思議な浮遊感を作り出している。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/11/10)
「死と悲しみはこれらの曲の中に深く根を下ろしているが、決して悲観的なものではない。ここで死は、充実した、今の瞬間を生きる、人生を生きるための生き方の参考として示されている。人生ははかないものであり、それゆえに尊いものであり、死はこの生きるという奇跡を縁取る最も効果的な方法だと考えた」
Ryanはアルバムの歌詞についてそう説明している。また音楽的な部分に関しては次のように語っている。
「今までのアルバムでは余計なものを削ぎ落そうとしていた」彼はそう語り、さらに続ける。「簡潔で効果的でコンパクトな曲にするために、どうやってタイトにしていくかとね。でも『GRIEF CHAPTER』では、どうやったらもっと音楽性を広げられるか、どこに長さを加えることができ、そうしてこの窮屈な構成のなかに型破りなものを入れることができるだろうかと。曲作りの部分で試してみたかったんだ」
そうした彼らの音楽的アティチュードは、すでにファンの間で人気曲となっている先行シングル「Normalize」、そしてサイバーパンク時代の子守歌といった趣も感じられる「To My Heart」を一聴すれが感じ取ることができるだろう。どんなに暗い中でも不意に一筋の希望の光が射し込むことがある、それこそが人生の美しさだと語るMOTHER MOTHERの音楽が、この混沌とした現代社会でTikTokなど予想もしなかった形で多くの新たなリスナーを惹きつけた要因なのだ。
「音楽で生き、愛する人たちと一緒に自分たちが本当に好きなことをできる」その喜びを享受しながら、新たな物語を新たな人たちに届けるMOTHER MOTHERは、今バンドとして一つにクリエイティヴな頂点に到達したといえるだろう。その彼らの最新進化系がここにある。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/11/10)