自身の人生から生まれた曲たちが織りなす、始まりも終わりもない一つの音楽的モンタージュ…。

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤングによる、約1年振りとなる最新レコーディング音源『BEFORE AND AFTER』、堂々完成!
2023年6月から7月にかけて行ったソロ・ツアーで演奏してきた自身の名曲やレア楽曲を中心に、全13曲を新たにレコーディングし、48分間に及ぶ一つの作品として途切れることなく収録した話題作!

「感情は部分的にではなく、作品全体として捉えられており、すべてはそのように聴かれるよう意図して構築している。この音楽的プレゼンテーションは、曲をシャッフルするといったデジタル的な聴かれ方や曲単位での聴かれ方を無視するもので、そのままの形で聴いてもうらうためのものだ。それがすべてを物語っている」 ─ ニール・ヤング

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。現代に伝えたい言葉をまとめあげた新作の発表にとどまらず、未発表音源のリリースや貴重なライヴ・アーカイヴ・シリーズをリリースし続け、休むことなく歌と言葉を発信し続ける伝説言葉/歌を発し続ける、まさに「生ける伝説」の名に相応しい存在だ。

今年に入っても未発表アルバムや貴重なライヴ作品、アーカイヴ・ボックスのリイシューなど様々な作品を世に届けてくれる彼から、最新レコーディング作品としては約1年振りとなる最新作『BEFORE AND AFTER』が、今回届けられることとなった。今作は、CDとアナログ盤に加え、アルバムのアトモス・ミックスやバイノーラル・ミックス、96kHz/24bitのハイレゾ音源などを収録したBlu-rayディスクという、計3形態で発売。

この『BEFORE AND AFTER』は、膨大な数に及ぶ彼自身のオリジナル楽曲の中から、自分自身の音楽史を旅するかのようにさまざまなお気に入りのソングブックを選び、その楽曲たちを一人で演奏し、1つの連続した流れを生み出す手法をとった、彼が今までに発表してきたどの作品とも異なる肌触りを持つアルバムだ。ヤングは、2023年6月から7月にかけて"Coastal(海岸沿い)"と題したソロ・ツアーを行った。ここで彼は、自身の楽曲を、まるで自身の人生を振り返りながら一人で披露していったのだが、そこでもプレイされていた楽曲を中心に、全13曲を48分に及ぶ連続した流れを持つ一つの「作品」として構築したのが、この『BEFORE AND AFTER』なのだ。

ルー・アドラーとニール・ヤング本人がプロデュースを担当し、The Volume Dealersとしても知られるニール・ヤングとニコ・ボーラスがミックスを担当した今作で、ヤングはまるで新しいパレットを手にした画家のように、ライヴでもあまり披露してこなかった楽曲や人気楽曲などを織り交ぜながら一つの作品を再構築する、という斬新なアプローチ/手法をとっている。一つ一つの楽曲がつながりながらアルバム全体の流れを生み出すこの作品は、冒頭の本人の言葉にある通り、シャッフルやスキップなどといった最近のデジタル的聴き方を拒むかのような、アーティストとしてのこだわりを強く感じさせるアルバムなのだ。

発売・販売元 提供資料 （2023/10/27）

The very title Before and After suggests Neil Young is in a contemplative mood on this acoustic set from 2023 and, sure enough, a good portion of the record finds him looking back at his very beginnings. A number of songs he wrote for Buffalo Springfield are here, balanced by a few rarities -- chief among them "If You Got Love," which was pulled from Trans at the last minute -- selections from Sleeps with Angels, Mirror Ball, and Ragged Glory, albums that retrospectively can be seen as written during a particularly restless middle age. Before and After isnt agitated or electric, though. The album features no other musician than Young, who supports himself with an acoustic guitar, harmonica, and, occasionally, a pump organ. The starkness of the arrangements helps draw attention to the distance between the origin of a song and Youngs present. Now creeping toward 80, he doesnt sound fragile, yet his vocals display some age-related raggedness. Embracing his weathered, keening voice, Young highlights the tender yearning that runs throughout these songs. They may have been written at various stages in his life, but theyre united by his iconoclasm, his dedication to the earth, and his quest for universal love, common threads that are emphasized by how the 13 songs are segued as a suite, allowing listeners to immerse themselves in Before and After as a holistic experience. ~ Stephen Thomas Erlewine

Rovi