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作業療法学概論テキスト [電子版付]

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フォーマット 書籍
発売日 2023年10月25日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524232710
ページ数 288
判型 B5

構成数 : 1枚

【序文】
本書は,新たに刊行される「シンプル作業療法学シリーズ」の第1巻目となる『作業療法学概論テキスト』である.また,同時にこれから随時発刊されていく本シリーズ各巻の基礎となるものでもある.

「シリーズ監修のことば」でも述べたように,わが国の作業療法を取り巻く情勢は,関連する法・制度の改正,医学の進歩,有資格者の急増などにより,私が作業療法士となった30 数年前と比較できない程変化している.そこで本書では,作業療法のこれまでの歴史を十分に踏まえたうえで,作業療法の臨床現場の実情に即した全体像を網羅できるように最大限に配慮した.

各養成校において1 年次に開講される「作業療法学概論」は,作業療法の全体像について解説する入門科目である.したがって,これから作業療法について学ぶ学生のモチベーションを高めるためにも極めて重要な科目といえる.そのため,本書を編集するにあたっては,現在の作業療法の教育・研究を第一線でリードしている養成校の先生方にお願いし,学生に作業療法の魅力を最大限に伝えられるよう執筆いただいた.

本書の目次構成は,多くの養成校において「作業療法学概論」の授業が15 コマ授業で構成されていることから,1 章1 コマで授業が構成できるように15 章構成とした.内容は,3 部構成とし,第I部では「作業と作業療法」として,作業や作業療法の定義や歴史について,第II部では「作業療法の枠組み」として,作業療法の実践過程,理論,エビデンス,教育,関連法規などについて解説した.また,第III部では「作業療法の実際」として,作業療法の専門領域を障害とライフステージの観点から,身体障害領域,精神障害領域,発達系障害領域,老年期障害領域の4 領域に分類し,それぞれの領域の概要について解説した.

さらに,本書を使う学生のほとんどが直前まで高校生であったことに鑑み,執筆にあたっては初学者向けに特に平易な表現を用いることに留意し,通読しやすく理解が深まりやすい内容に心掛けた.

その結果として,本書は現状の作業療法の全体像を十分に網羅したものになっていると同時に,非常に読みやすくわかりやすい内容になっていると自負している.

最後に,本書で作業療法を初めて学んだ学生の皆さんが,これからの学生生活の中で作業療法についてよりいっそう学びたいと思うきっかけになってくれることを期待している.

令和5 年10 月 東 登志夫


【目次】
第I部 作業と作業療法
1 作業療法を学ぶ前に
1 人間性の尊重,回復
2 障害,生活とは
3 リハビリテーションの定義と理念
4 ICFとは
2 「作業」とは
1 作業療法における作業とは
2 作業の視点
3「作業療法」とは
1 作業療法とは
2 国内における作業療法の定義
3 世界の作業療法の定義の変遷
4 日本作業療法士協会の新定義からみる今後の作業療法
4 作業療法の歴史
1 リハビリテーションの歴史
2 海外における作業療法の歴史
3 国内における作業療法の歴史
5 世界の作業療法 高橋香代子
1 日本と諸外国における作業療法の現状
2 諸外国の作業療法の教育課程
3 世界作業療法士連盟(WFOT)
4 世界の作業療法の課題

第II部 作業療法の枠組み
6 作業療法の対象と<...

  1. 1.[書籍]

初学者が作業療法・作業療法士の全体像を理解できるよう平易かつ簡潔に解説した教科書.作業療法の成り立ちや役割,対象領域や各種制度,支援方法など,基本となる考え方から実践的な内容まで,学生に必要な知識を幅広く提供する.「作業療法とはなにか」を理解しながら学べるよう,豊富なイラストと具体例を用いながら丁寧に解説した.

作品の情報

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編集: 東登志夫

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