アーネスト・グリーンのプロジェクト、ウォッシュト・アウト、サブ・ポップ復帰作となる3年振りの新作が完成。チルウェイヴのパイオニアによる通算4枚目のアルバム『パープル・ヌーン』、リリース。
Washed Outはアトランタをベースに活動するプロデューサー/ソングライター/マルチインストゥルメンタリスト、Ernest Greeneのプロジェクトだ。Sub Pop復帰作となる当『Purple Noon』は自身4枚目のアルバムで、再び全てを自らが書き、レコーディングし、プロデュースした作品となる。ミックスは『Paracosm』や『Within and Without』を手掛けたBen H. Allenが担当した。アルバムの制作は、GreeneがR&Bやモダンポップなどのジャンルを探求できるように、Sudan Archives等、他のアーティストへの執筆作業に続いて行われた。こうして他者へ提供された楽曲はより明るく濃厚で、その要素は『Purple Noon』へも取り入れられ、プロデューサー/ソングライターとしてのGreeneの新しいチャプターを構築。ヴォーカルはセンターに据えられ、テンポはスローになり、ビートは大胆でダイナミクスによる包括的な深さを感じさせる作品が完成した。地中海の海岸線は『Purple Noon』にインスピレーションを与えた。Greeneはこの地域の独特な島の文化に敬意を表し、作品の背景としてそれを使う。アルバムのタイトルはRene Clement監督の1960年の映画に由来し、Patricia Highsmithの小説『The Talented Mister Ripley』に基づいている。それはまるでロマンチックなハリウッドの叙事詩のようで、Washed Outのエスケイピズム(現実逃避)にエモーショナルな層を追加。音楽を新たな高みへと導くのである。
発売・販売元 提供資料(2023/10/24)
アーネスト・グリーンのプロジェクト、ウォッシュト・アウト、サブ・ポップ復帰作となる3年振りの新作が完成。チルウェイヴのパイオニアによる通算4枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2023/10/24)
夏! チル! ウォッシュト・アウト!という人たちの期待に寄り添うようにサブ・ポップ復帰作となる通算4枚目のアルバムがリリース! ルネ・クレマンの映画からタイトルを引用し、地中海の海岸線にインスピレーションを受けたという今作はふたたびセルフプロデュースで制作。結果、繊細で大胆という矛盾を孕んだ深みのある作品が完成し、夕暮れの海を眺めているという情景が音楽になったら、を体現しきったように思う。
bounce (C)人與拓馬
タワーレコード(vol.441(2020年8月25日発行号)掲載)