2018年、バンド結成25周年を迎えるスローコアの始祖、ロウ。今や商業的にも大きな成功をおさめる彼らの3年振り12枚目のアルバム『ダブル・ネガティヴ』、サブ・ポップよりリリース。
2018年、バンド結成25周年を迎えるスローコアの始祖、Low。2013年のバンド結成以来、美しいハーモニーを聴かせるAlan SparhawkとMimi Parkerを中心に活動を続けてきた彼らが、約3年振りとなる12枚目のアルバム『Double Negative』を2018年9月、Sub Popよりリリースする。『Double Negative』の制作にあたり、Lowは再びB.J. Burtonを起用した。B.J. BurtonはJames Blake、Bon Iver、Sylvan Esso等を手掛けるJustin Vernon(Bon Iver)のスタジオ、April Baseを拠点に活動するプロデューサーで、Lowの2015年の前作『Ones and Sixes』も手掛けている。地元のミネソタ州ダルースの自宅で曲作りやリハーサルをするのではなく、バンドはApril Baseがあるウィスコンシン州オークレアにアルバムのスケッチやアイデアを持って、B.J. Burtonと数日間を過ごした。作品を作り上げては分解し再構築することを繰り返し、目的がクリアになるまで作業を続け、バンドとこのプロデュサーは共同のソングライターとなるまでに、密に制作に没頭した。こうしたプロセスをここ2年のうちに何度か繰り返し、ツアーやオフの時に素材は何度も聴き返された。バンドは、こうしたピースがどの様にフィットしていくかだけを考えるのではなく、2018年のアメリカの中で、それらが如何にステートメントや慰安として機能するのか熟考した。こうして完成したのが当『Double Negative』で、まさに私達に完璧に、かつ痛切に響くアルバムと相成った。
発売・販売元 提供資料(2023/10/24)
スローコアの始祖、ロウ。今や商業的にも大きな成功をおさめる彼らの12枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2023/10/24)
2018年で結成25周年を迎えたスロウコアのオリジネイター。BJ・バートンをプロデューサーに据えてのこの新作は、BJが手掛けたボン・イヴェールやジェイムズ・ブレイク作品に通じるアンビエント・フォーク的な聴き心地に。ためらいなく散りばめられたノイズも耳障りになることはなく、あくまでも主役は虚ろな歌だ。スタイル自体に大きな変化があるわけじゃないが、改めて後進に与えてきた彼らの影響を確認できる。
bounce (C)山岡弘明
タワーレコード(vol.419(2018年9月25日発行号)掲載)