| フォーマット | Blu-ray Disc |
| 発売日 | 2023年12月22日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | シネマクガフィン |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | KKBS-199 |
| SKU | 4523215274562 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:18:00
これは、おとぎ話か悪夢か 蘇る独裁者たちの嘲笑と陶酔の晩餐がいま始まる
深い霞に覆われた色のない廃墟の中で男たちが蠢いている。ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニなど第二次世界大戦時に世界を牛耳っていた独裁者たちだ。煉獄の晩餐が始まると、お互いの悪行を嘲笑、揶揄し、己の陶酔に浸っている。〈地獄〉のようなこの場所で〈天国〉へと続く扉が開くのを待っているのだろうか…ダンテの「神曲」を彷彿とさせる冥界を舞台に、神の審判を受けるため20世紀の独裁者たちが天国の門を目指し彷徨う姿が、時には滑稽に、時には暴力的に描かれる。監督は、『孤独な声』(78)『日陽はしづかに発酵し…』(88)『精神(こころ)の声』(95)『エルミタージュ幻想』(02)『太陽』(05)『ファウスト』(11)『フランコフォニア ルーブルの記憶』(15)などで知られ、日本でも多くのファンをもつ巨匠アレクサンドル・ソクーロフ。歴史上まったくあり得ないその映像、親しげに語り合い、笑い合い、罵り合う独裁者たちの姿は、気の遠くなるような量のアーカイヴ素材からのみで構築された。すべて彼らの存命中に撮影された実際の映像が使われているのだ。さらに独裁者たちの語るセリフは、いずれも過去の手記や実際の発言の引用から成っている。そう遠くない過去に死んだ4人を蘇らせ、完成まで6年の歳月を要した本作は、鬼才ソクーロフの近現代史への最大の挑戦作なのである。

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