コロムビア出身のKali Uchisの4作目となるニューアルバム。全曲スペイン語で歌い、Karol G, Peso Pluma, Rauw Alejandro, El Alfa、JTがゲスト参加している。アルバムタイトル『Orquideas』はコロムビアの国花である蘭を意味する。グラミー賞やビルボード・ラテン・ミュージック・アワードを受賞する等、ラテン・ミュージック・シーンでは既にスーパー・スターである彼女の新作に注目が高まっている。
発売・販売元 提供資料(2023/10/27)
アメリカヴァージニア州育ちのSSW、Kali Uchisの4枚目のスタジオアルバム。彼女の出身国のコロンビアの国花の蘭をタイトルにした本作は、全曲スペイン語で歌唱しています。メロウなR&Bトラック《Young Rich & In Love》やKAROL Gをフィーチャーしたラテンポップ《Labios Mordidos》、ラッパーのRaul Alejandroとのコラボ曲 《No Hay Ley Parte 2》がオススメ。多彩で甘美なトラックを楽しめます。約2年間でテイストの違うアルバムをリリースできる彼女の多才さに驚くばかりです。
intoxicate (C)石田真生
タワーレコード(vol.168(2024年2月20日発行号)掲載)
傑作『Red Moon In Venus』(2023年)から1年弱で届いた2枚目のスペイン語作は、SZAで知られるカーター・ラング、テイラー仕事でまた名を高めたサウンウェイヴ、アフロビーツの名手P2J、ディラン・ウィギンスらを軸に制作。デンボウの"Munekita"などもありつつ、シンセで浮遊する冒頭の"?Como Asi?"やペソ・プルマと絡む"Igual Que Un Angel"などの軽やかなキャッチーさは先鋭的な現行ポップのド真ん中を行く。カロルGやラウ・アレハンドロも客演。もはや英詞でモダンさを表現しつつスペイン語では伝統に回帰……なんて時代じゃないことを改めて実感させてくれる今年のベスト候補。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.482(2024年1月25日発行号)掲載)