フォーマット |
CD |
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構成数 |
10 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2023年11月24日 |
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規格品番 |
PROC2383 |
レーベル |
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SKU |
4988031591758 |
※アナログ録音。2023年最新マスタリング
※本国オリジナル・アナログ・マスターテープからのハイビット・ハイサンプリング(192kHz、24bit)音源を CDマスターに使用しマスタリング
※クラムシェル・ボックス仕様
※国内盤CDのジャケット・デザイン使用(輸入盤のオリジナルは解説書表紙に掲載。ジャケット面は今回CD国内盤のデザインを使用)
※解説:長井進之介氏(新規序文解説)他、作品解説含む解説書合計60ページ
2023年5月に93歳で亡くなった20世紀を代表するモーツァルト弾きのひとり、イングリット・ヘブラーの追悼企画としまして、代表的な録音の中から「モーツァルト:ピアノ協奏曲全集」と、同「ピアノ小品集他」(PROC2393)の2タイトルを復刻します。今回の音源以外では、2012年と2016年に当企画内で数タイトルを発売していました。その中でモーツァルトの「ピアノ・ソナタ全集」(PROC1201)とシェリングとの「ヴァイオリン・ソナタ全集」(PROC1994)、前出のピアノ協奏曲全集内に含まれないそれ以前の収録の「ピアノ協奏曲集」(PROC1215)他も合わせ、偉大なピアニストであったヘブラーの軌跡として、ぜひその至芸をこの機会にお聴きください。
1964年9月から1973年10月にかけてPHILIPSレーベルへ収録したこの「ピアノ協奏曲全集」は、それまでも同一ピアニストによる全集があったとは言え、レコード演奏史に残る音源として今後も聴き継がれていく名盤に違いありません。ヘブラーはこれ以前に1959年から1961年にかけて、3つのオーケストラと3人の指揮者でそれぞれ2曲ずつピアノ協奏曲を録音していましたが(第12,18,19,26,27, ロンド イ長調 K.386)、あらためてこれらの曲を含め録音されたのが本作です。今回の復刻では従来の国内盤や輸入盤BOXとは異なり、協奏曲は全て番号順に収録している点も大きなポイントです(従来は第19番が楽章でDISC別れになる等、収録に苦労の跡がありました)。尚、コリン・デイヴィスとは同じくロンドン交響楽団と1961年12月に第19番と第26番を収録していましたが、再録音時にはこれらの2曲はロヴィツキと録音を行っており、年数も5年ほどしか経過していないのは面白い点です。同じロンドン交響楽団との演奏でもあるので、なぜ全集には含めずに再度録音を行ったのかは興味深いとは言え、真相は伝わってきていません(以前の当企画で発売済のため、聴き比べをぜひお勧めします)。
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演奏に関しては現在でも第一級の評価を得ていますので、まとまってモーツァルトのピアノ作品を同一の演奏者で聴くことができる本盤の魅力は計り知れないものがあります。同時発売の「ピアノ小品集、変奏曲集、4手のための作品集、他」や既発売の「ピアノ・ソナタ全集」と合わせ永久保存盤にふさわしいセットです。ヘブラーのバイオグラフィと演奏スタイル等に関しては、今回の解説書内にある長井進之介氏の新規序文解説を参照ください。
尚、今回のCD化に関してのプロセスは従来のこのVINTAGE COLLECTION+plusシリーズと同様、あらためて本国のオリジナルのアナログ・マスターテープより本作のために192kHz/24bitでデジタル化を行った後、最小限のマスタリングを行っています。従来盤や輸入盤BOXセットとは異なる、解像度が高くマスターテープに忠実な最新の音質をお楽しみください。今回、既発の各曲解説の再掲に加え、新規で序文にピアニストでもある長井進之介氏による解説を掲載しました。必読の内容です。また、今回のジャケット・デザインはヘブラーの写真がある国内盤CD時のものを採用しています。今回のVINTAGE COLLECTION+plus Vol.34は全2タイトルを発売します。
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構成数 | 10枚
合計収録時間 | 12:10:00
エディション | Remaster
<CD1>
1. ピアノ協奏曲 第1番 ヘ長調 K.37、 2. ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 K.39、
3. ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 K.40、 4. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 K.41、
5. ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 K.175
<CD2>
6. ピアノ協奏曲 第6番 変ロ長調 K.238、
7. ピアノ協奏曲 第7番 ヘ長調 K.242 《ロドロン》(3台のピアノのための)、
8. ピアノ協奏曲 第8番 ハ長調 K.246 《リュッツォウ》、 9. コンサート・ロンド ニ長調 K.382
<CD3>
10. ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271 《ジュノム》、
11. ピアノ協奏曲 第10番 変ホ長調 K.365(2台のピアノのための)、 12. ピアノ協奏曲 第11番 ヘ長調 K.413
<CD4>
13. ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 K.414、 14. ピアノ協奏曲 第13番 ハ長調 K.415、
15. ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 K.449
<CD5>
16. ピアノ協奏曲 第15番 変ロ長調 K.450、 17. ピアノ協奏曲 第16番 ニ長調 K.451、18. ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453
<CD6>
19. ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K.456、 20. ピアノ協奏曲 第19番 ヘ長調 K.459、
21. コンサート・ロンド イ長調 K.386(アインシュタイン版)
<CD7>
22. ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466、 23. ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
<CD8>
24. ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482、 25. ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
<CD9>
26. ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K.491、 27. ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
<CD10>
28. ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調 K.537 《戴冠式》、 29. ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
【演奏】
イングリット・ヘブラー (ピアノ・フォルテ[第1-第4番]、ピアノ[第5番-第27番、コンサート・ロンドK.382&386])
ルートヴィヒ・ホフマン (ピアノ)(第7番、第10番)、 サス・ブンヘ (ピアノ)(第7番)
カペラ・アカデミカ・ウィーン (第1-第4番)、 ロンドン交響楽団(第5番-第27番、コンサート・ロンドK.382&386)
エドゥアルト・メルクス(指揮)(第1-第4番)、 アルチェオ・ガリエラ(指揮)(第5,7,8,10,20,25,27番、コンサート・ロンドK.382&386)
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)(第6,9,12,17,19,21,23,26番)、 サー・コリン・デイヴィス(指揮)(第11,13-15,16,18,22,24番)
【録音】
1964年9月(第15番・第16番) London, Walthamstow Assembly Hall、1965年1月(第17番・第23番) Location:unknown、
1965年5月(第14番・第24番) London, Walthamstow Assembly Hall、 1965年7月(第5番・第8番) London, Wembley Town Hall
1965年10月(第11番・第13番) London, Walthamstow Assembly Hall
1965年12月(第20番)、1966年1月(第6番・第19番・第27番)、9月(第18番・第22番)、
1967年8月(コンサート・ロンドK.382&K.386・第25番)、 以上、London, Wembley Town Hall
1967年11月(第12番・第26番) Location:unknown、1968年1月(第9番・第10番) Location:unknown、
1968年1月(第21番) London, Wembley Town Hall
1968年7月(第7番) Location:unknown、1973年10月(第1番-第4番) Wien, Konzerthaus, Mozart Saal
【原盤】
Philips
【Original Recordings】
Recording Engineers: Vittorio Negri (Nos.6,8,14,19,20,24,27), Jaap van Ginneken (Nos.18,22)
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カスタマーズボイス投稿日:2024/12/08タワーレコードに、商品としてのクレームをひとつ。ポップの帯が箱に収まらないサイズである。この帯、箱にも収まらず、外袋もなければ、ボロボロになるだけである。「ヴィンテージ」を歌うなら、そういった事も考えて開発して欲しい。演奏は前から知っていて、最高である。
投稿日:2024/03/30輸入盤のBOXで新録音(?)のピアノ協奏曲、詰め込んで3枚入りのジャケットに入れた結果、1曲の途中でCD入れかえて興ざめ。タワーさんは輸入盤のヤボの轍を踏んでいない。ヘブラーの味わい深い演奏は、古いスタイルかもしれないが、心落ち着き、物足りなさない。ガリエラ、ロヴィツキは伴奏指揮者のイメージ強いが、モノラルからステレオ初期、前者は「新世界」後者は「プロコフィエフの交響曲」の素晴らしい録音を少なからず残している。この盤の伴奏も物足りなさそうで、うるさくなんない知性を感じる。デイヴィスは若くやる気満々。70年代中期過ぎが全盛と自分は思うが、この若さ晩年の円熟?よりずっと良いと感じた。
投稿日:2023/12/03音は確かに良くなっている。ピアノは改めて聴くと,最近のさまざまな好演を聴いた現在でも,なかなかの高水準だと思う。しかし,オーケストラが伴奏的で,繊細さに欠け,時代を感じさせるのが残念。
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